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短編小説

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読み切りショートショート 短編小説をマガジンにまとめてみました 面白おかしい世界観を、楽しんでみてください
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#毎日note

「これが、今のライフスタイル」

卓郎とは、十年来の友人。 伸之は今日も、 暇な一日を、どうやって過ごそうかと、あれこれ考…

A-VOCE
2年前
78

「ベストセラーを産み出す」

春眠暁を覚えずとは、よく言ったもので、うとうととしちゃう。 今日も宗一郎は、眠い眼を擦り…

A-VOCE
2年前
86

「語り継がれるもの」

和茂は、今朝もシリアルを食べていた。 いい加減飽きてきたので、たまには何か作ろうかと思い…

A-VOCE
2年前
78

「好きなものを求めて」

慎太郎は、 また今日も辛いラーメンを食べて、汗をかいていた。 汗をかき、鼻水を垂れながら…

A-VOCE
2年前
82

「DIYER 信雄」

D I Y好きな信雄が、今日もトンカンと何かを作っていた。 少し小振りな、ワインラックだった…

A-VOCE
2年前
93

「二人、仲良く」

幸せは、突然訪れる。 お告げのような感じで、言葉が降ってきた。 庄司と舞香は、今日も銀ぶ…

A-VOCE
2年前
105

「アナログの良さとは」

東大寺は、今日も一生懸命舞台の稽古を行っていた。 自分に出番が5分しかないのに、何回も繰り返し。 喜三郎は、そんな東大寺の姿に憧れて入ってきた一人。 まだ二人とも、見習いレベルだった。 昼間は舞台の稽古で、夜は居酒屋でアルバイトの日々。 創作劇の一コマ、時代は昭和初期の物語。 東大寺の役柄は、テレビが普及し始めた頃の米農家の倅。 父親は働き者だが頑固親父で、しょっちゅう叱られていた。 役作りを必死で考えて、昭和時代を生きてきた祖父や祖母の、 話を聞いたりして

「二つの願い事」

6月某所 廣子と学は、幼馴染で幼稚園からずっと仲良し。 今日も、高校の帰りに駅で待ち合わ…

A-VOCE
2年前
98

「犯人を追いかけて」

幸次郎は、探偵。 今日は、外での情報収集を終えて、 犯人を探すために、壁に写真と資料を貼…

A-VOCE
2年前
87

「スター降臨、魂が宿る」

寝る場所もままならない。 収納場所がないぐらい、物で溢れ返っていた。 武史は、 買ったも…

A-VOCE
2年前
78

「暖かさと戯れる」

丈瑠と穂乃果は、美術館デートの日。 今日は、付き合い出して3回目のデートだった。 季節は…

A-VOCE
2年前
95

「好きが高じて」

圭太は、ガンマニアだった。 暇さえあれば、仲間を集めて近くの空き地で、 サバゲーを繰り広…

A-VOCE
2年前
86

「ボイスレコーダー」

声の調子を整えないといけない。 「あー」「おー」「うー」「えー」「をー」 「えへん、えへ…

A-VOCE
2年前
89

「魅惑の粉」

洋次は、お風呂に入るのが好きだった。 湯船に浸かって、あれこれと想いを巡らせる。 とてもリラックスした時間。 今晩も、 お気に入りの入浴剤を入れてバスタイムを楽しんでいた。 一頻り楽しんで、お風呂から上がった洋次。 「さぁ、寝るぞ」と、叫び。 勢いよくベッドに潜り込んだ。 その夜、奇妙な夢を見た。 枕元に仙人が現れて、赤い色の粉が入った袋を置いていった。 そして、何やらお告げのようなことを言って、消えてしまった。 そのお告げとは、 「赤い粉を湯船に入れ