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ティーンエイジ・コールドスリープ

2020年の4月28日にいます。明日二十歳になります。それだけ。

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『ティーンエイジ・コールドスリープ』
いまここにちょうちょうがとどまっている
7年のその7年目の終わり際のその日の骰子
やがて失う息をその情動を水のように使うありふれた水のように
影になる一歩目を戸惑っている 崖の果てともとれる夕陽へ

今からはせめて、生きよう。誰かが生きていたと言えるように。ボクに関わった全ての人が誇り、ボクに関わらなかった全ての人が悔いるほどの人生を。

あるく。それなりに長い距離の水をあるく只中

故郷は夢破れたときに支えてくれるはずのものだ。僕の故郷はどうしたってだれかが夢を見るための場所でしかなかった
どうしても格好つけてしまうらしく風邪ぎみ。春の暮に生まれて
髪色を黒に戻して昭和の日
↑戻したのはもっと前だよバーカ!笑
文末の笑を愛せる春のこと
謝らなきゃいけないことが多すぎる。終わらない謝罪文。紙くずの城。

然る著名な物書きが自らを象って「恥の多い」というのであれば、ボクのこれまでの生涯は、一点の曇りもなく、胸を張って誇らしいものであったと言うこともできようが、しかしながら、ボクのこれからの人生はそれまでの誇らしさとは打って変わって、それもその誇らしさ故に恥とも言えぬものになってしまうような、得も言われぬどろどろとした門出になっている気がしてままならない。

ハルカ・カナタ・トオイ・ソノ・ヒ・ヲ・オモウ・コト・ハ・バラード・ニ・ニタ・マヨイ・ダッタ
昨日とかいうまるで冥途のような冬の世界

ティーンエイジ・コールドスリープ。永遠になるために
昨日も
今日も
明日も
名を紡ぎ、また奏でられるその天を刺すような、指。


頑張ります。では、また。

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