被害妄想が癖の加害者
今日は、介護職の人やナースさんたちに、とあるナースに対する苦情を浴びる。
今始まったことじゃない。3年以上、懇親の力を込めて指導して来たのは私だけじゃない。特に、ちゃんと向き合って来た人ほど、余計に彼に腹が立つのだろうと思う。
言っても言っても分からないのは、頭が悪いのではなくて、プライドが高くて心が捻くれているから。何か言われたら言い返さないといけないと思い込んでいるから。
彼はそれをお国柄だということにしたいらしいのだけど、同国の他の人たちは、人の話を聴けている。少なくともちゃんと聴こうと努力している。
分かろうとしていないんだから分かるわけないし伝わるわけないよな。学ぼうとしていない人相手でも、教える義務があるからと言って、皆、頑張る。そして、周りが傷ついていく。他の仕事だったら良かったのだけど、やっぱり言わなければならない。
こういう態度の人に会うと、つくづく自己肯定感と、独りよがりな自己愛は違うよなと思う。
ネットの世界でもよく見かけるのだけど、「自分が自分を大事にしなければならない。」という理屈で、自分だけを大事にする人。
自分を励ますのは良いけれど、ずっとそれだけの人を見ていると、少しぞっとする。雇用する側の人や、その人を部下に持つ人にとっては、毎日自分のことだけを考えて、如何に楽するか?しか考えていない人は、間違いなく人に荷物を乗っけて来るから。
何でも人のせいにする人は、平気で3年、5年、10年と成長しないまま、怒りっぱなしで、一生、全てを人のせいにする。
自分が自分を孤独にしつつ、その孤独すらも誰かのせいにする。
自分を大切にするはずが、いつの間にか、おかしなことになっていることに気が付けら良いのだけど。
自分だけを大事にするというのは、結局、自分を大切にできないのと同義語なのだ。
人のことを思えない心は、貧しい。
そして、人のことを考え過ぎても仕方がないので、時には思い切って、ピッ!と線を引く。関われること、口出し出来るのは、仕事のことだけだ。出過ぎるな、自分!と言って線を引く。
カウンセリングすら、依頼されなければスタートしないのだから。
でも、ついつい分かって貰いたくなるんだよね。きっと、皆もそうなんだろう。
被害妄想が癖の人たちの中には、そんな人たちの心情を無意識で知っていて、人にゲームを仕掛け続けている人もいるくらいだ。
分かっているから苦情の雨を黙って浴びる今日だった。私たち、皆振り回されちゃったね。でも、もう、止めようね。この仕事の場合は、どこまでも甘えている人に付き合っている時間がない。
あなたは、ずっと何も知らない。分かろうともしない。ずっと妄想の世界にいるから、世界が歪んで見える。
かと言って、こちらが一緒に歪んでみせたりする必要は無いのだった。
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