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言ってみるべし

夢の中で事務連を読んでいた。
事務連と呼んでいるそれは、施設の各部署のipadの中にある電子カルテ、さらにその中にある掲示板のようなものだ。
職員全員が周知して欲しいことは皆さんそこに打ち込む。そして新しいお知らせが届く読んでいない人に新着が通知されるという仕組みだ。

夢の中で読んだ事務連に『ヘルパーさんを採用しました。』と書かれてあった。『緊急だったのでこちらで面接を済ませ採用が決まりました。』というそれを投稿したのは施設長だった。

起きた瞬間に忘れていたのだが、現実での会話の折りに『あ、そう言えば、ヘルパーさん採用ってどういうこと?介護職員のこと?』と、これまた現実の施設長に質問してしまったのだ。
互いに話せる時間が少ないもので、出くわすと双方マシンガントークで業務連絡やその他のことを話すので、その一環として出たセリフだったが、口にした途端『あ、まずい。』と思ってすぐに打ち消した。

あーーー!すみません!夢、夢の話でした。今のは夢の中で読んだ事務連!夢の中であなたが書いた事務連の話です!

すぐに次の話題に移るはずだったが、施設長がしばし静止した後、『それほど新しい職員が欲しいんだね。大丈夫だよ。ちゃんと入れますよ。』とのこと。

あ・・・。そういう意味ではなかったのですが、いや、それはそれでラッキー。介護職員不足はどこでも深刻だが、今や我らが主任Kちゃんの悩みの種にもなっている。

夢の話をして採用を薦めて貰えるなんて何とラッキーなことだろう。

何でも話してみるものなのだ!という教訓を得た。←ほとんど他人に要求をしない人。

夢の中の施設長と現実の施設長、その両方に感謝した。それにうっかり夢の話をしてしまうアホな自分にも。


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