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福袋とパーカーと唐揚げと

もはや4年も5年も前の話になるのだけど、Kちゃんと出会い立ての頃、年末年始も働いていた私にSnidelの福袋をプレゼントしてくれたことがあった。

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当時、自分の娘たちが喜んで着ているようなメーカーだったので『それはちょっと・・・』なんて躊躇していたのだけど、プレゼントしてくれた気持ちが嬉しくて、結局、飛び上がって喜んだ。で、中身もそんなにド派手なアイテムはなくて案外着れるものばかりだった。

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私、自分のために福袋なんて買ったことがなかったんだよね。凄く嬉しい。

それからというもの、『そうか。福袋は喜ぶのか!』と思ったらしく、毎年のように福袋を買ってくれていたのだけど、今年は多忙な年末年始だし、何せ高齢者施設勤務。人混みには出られない。

何と、それなのに、自宅に届いたのでビックリした。今時は、通販で早くから売り出していて、Kちゃん曰く11月に一度売り切れての再販だというではないか。これにはビックリした。

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しかし、飛び上がって喜んでいたあの年から早4~5年・・・。今年のアイテムを観て『若い・・・、若すぎる。』と後ずさっている私だった。でも、凄く、嬉しい。

介護福祉士さんは重労働だというのに、お給料は決して良いとは言えない。それなのに、自分の子供たちにお年玉を包む時、私にまで『はい。Ohzaちゃんにもお年玉♪』とくれる気持ちが可愛らしいし嬉しい。

自分も何かしたいなあと思いつつ、お年玉や福袋を貰いたてで、同じような金額を包むのも興醒めだと思うし、福袋も今からじゃ間に合わない。第一興味も無いだろう。

そんな時、『もう会社支給のフリースじゃ寒いなあ。』と言う喫煙所のKちゃん。思わず、ぴくっ!と反応する私。

さっそくネットでコロンビアやNothFaceを検索して職場でも着れるパーカーを注文した。

色々と世知辛いことが多く、今年もおいそれと街には出れない。

でも、プレゼントが明日届く。

小さなことだけど、嫌なことばかりの時代ではないと思いつつ、今年初めての買い物をした。

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でも、これらはKちゃんの好みでない可能性もある。

だから、それより何より、おそらくは一番喜んでくれているのが、リクエストに応えるその日のご飯なのだと思う。

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こんなん、平らげるのに、何故にマッチョで細いのか。

それは職業病と、もう一つは私が苦労をかけているせいかも知れない。

とは言うものの、明日も楽しく頑張ろう。

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