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点滴石穿 縄鋸木断

事例研究発表会が近づいて来た。と言っても1次予選まで一ヶ月半ほどあるけど。

しかも、課長以上は参加しなくても良いことになっているので、本来なら他人事だと思って過ごせば良いはずの時期。

しかし、かつて正社員になって初めて参加した時に、他課の課長が非常にバックアップしてくれたことを何度も思い出す。

あの時は、本当に嬉しかったし、助かった。しかも、施設初の本選出場&優秀賞受賞の思い出までいただいた。

その翌年から、参加者ではなくなったものの、あの時の感謝と喜びが忘れられず、自分も参加者の一助となりたいなと思い続けている。

特に、相方Kちゃんが率いるチームには必然的に力を貸すこととなり、過去2年とも優秀賞、最優秀賞を受賞することが出来た。

ここまで来ると、他のチームも、仕上がったパワポや原稿を持ってアドバイスを求めて来るのだけど、それに目を通しているだけで『ああ、これは賞を取るために作っているので、逆に面白くないなあ。』とか『うーん、この人は、あの事例や、あの人の表現をパクッてるなあ。』と、色々なことに気が付く。

人にアドバイスを求めて来るけれど、こちらが答えると、てんで聴いていない人がいたり、はたまた、『うちのチームを勝たせて下さい。』と、何と、審査員操作に回るという全然違う方向へ突っ走っている人もいる。つくづく、人が出るなあ。

あとは、嘘を書くチームもいるんだよね。”そんなデーターないだろうよ!”とか、”それ、誰の事例だよ!”とビックリするわ。

こうして何百事例も見て来て思うのは、自分が感動しない人が人を感動させることは出来ないし、自分が作っていて面白いと思わないものを発表していてもつまんないものになってしまうなあと言うこと。

その点、相方Kちゃんは、本当に利用者様のことを思って、日々、(利用者様にとって)良い介護をしようとしているので、やはり内容をちらっと読むだけでも、油断すると涙が出そうになる。ドラマではなくて、真実がそこにあるから。

これは、身内だからひいきしているのではなくて、例えば、Kちゃんが全然知らない他人だったとしても、初めて観た事例だったとしても、審査中に泣いてしまうシロモノだと思う。

ちなみに、今年もKちゃんが草稿を持ってやって来た。

『こういう事例に言葉を当てはめると、何になるの?何か考えて!』と言われた。

すると、秒速で、言葉が浮かぶ。

点滴石穿てんてき いしをうがつ

Kちゃんが言いたいことは、こういうことだと。

『・・・・。どういうこと?』

排泄、食事、水分摂取励行、ご家族様のケア、レクレーションをやったり、健康を保ったり、日々、利用者様のことを考える365日。その結果、施設の皆さんの健康が数字に現れるほどに至った。

点滴石穿てんてき いしをうがつ。(小さな努力でも根気よく続けていれば成果をあげる。)

Kちゃんは、器用だとか頭が良いとか、『どうせ、あの人は特別だから。』などと言われてしまう人だけど、その実、誰よりも努力している。私は、それを知っている。

今年のテーマは、これで行こう。ということで、一致した。

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そのためにガッツリ食べましょう。

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ガッツリ、飲み・・・・あれ?酒は飲まなくても良いような気がするけど。

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まあ、いいよね。

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今日が良い1日でありますように。

いってらっしゃいませ。

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