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生命の不思議⑦香りがわかることの意味とは

精神科にいた時、
アロマテラピーと出会いました。

香りに隠された奥深さは、
あまり考えたことはなかったです。

何かの雑誌で、
リラックス外来というのをみかけ、
面白いと思いました。

香りは、
なぜかみんなが好きになります。

自然の香りに癒やされます。

自然の香りの成分の中は、
薬のような役割をします。

私が好きなラベンダーは、
嫌いと答える人が多いです。
大抵は、
トイレの芳香剤の香りでしょと言います。

ラベンダーは地域により香りが違います。

ラベンダーには、
抗ウイルス、
自律神経のバランスをとるなどがあります。

ペストが流行った時代、
ラベンダーが咲いていた地域は、
かからなかったそうです。

虫が嫌いな香りは、
レモングラスやゼラニウムで、
忌避作用と言います。
これをスプレーにすると虫よけになります。

100人にひとりに香り過敏のため、
どの香りもだめだそうです。

精神科のクリニックに勤務していた時、
外来でもリラックスができるように、
日替わりで香りを提供していました。

ある時香りにクレームがあり、
その100人に当てはまっていました。

予約制だったので、
その人の予約がある日は、
香りは使わない対応をしました。

化学物質過敏症とは違います。

資格も取り、
学会で発表したり、
プログラムとして運営をしてきました。

西洋医学、
東洋医学との統合で、
統合医学になると思っています。

嗅覚は5感の1つです。

鼻で嗅いだものは、
直接大脳にゆく、
唯一の器官です。

生命の安全を保つため、
火事の煙ったにおい、
食べ物が腐ったにおいなどがあります。

種の保存のため、
体臭に惹かれることもあります。

においも感覚的なもので、
聞いてみないとわかりませんが、
柑橘系が好きな人が多いです。

写真のレモンを想像するだけで、
すっぱい、
唾液が出てきます。

梅干しもそうですね。

条件反射で不思議です。

香りも記憶と密接で、
懐かしく感じたり、
忘れられないものです。

昔、
日本でも香道がありました。
香りは効くと表現したそうです。

アロマテラピーではサンダルウッド、
香道では白檀(びゃくだん)といい、
仏様の香りにも例えられました。

嗅覚は奥深く、
脳に直結しています。
本能ともいわれ無意識です。

香りを通して知ることも多く、
これも生命の不思議だと思うのです。

自分の身体に感謝するところがいっぱいです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。







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