令和7年度大学入学共通テスト 科目「情報I」試作問題 分析記事
情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。
この週末、大学入学共通テストが実施されました。
受験生の皆様、そして、運営してくださっている大学関係者の皆様におかれましては、本当にお疲れ様でした。
本 ELDI の note では、令和7年度大学入学共通テスト 教科「情報」(科目「情報I」)の様々な情報について、継続的にお届けしています。
ご存知の方も多いとは思いますが、下記noteにおいて、国公立大学を中心に、個別大学の「情報」出題状況についてまとめています。
今回は、情報処理学会・学会誌「情報処理」のnoteにおいて、「情報I」試作問題の分析がされていましたので、記事から注目すべき記述をPickUpしてご紹介します。
なお、記事はこちらです。慶應義塾大学の植原啓介教授により、大変詳しくまとめられています。
教科「情報」で習得する資質・能力は、プログラミングやデータ分析、という言葉に「専門家っぽい…」と感じる大人のイメージとは異なり、今や大学で学ぶための基本的なスキルの一つとして捉えられていることを、大人社会全体で理解浸透を進めたいところです。
実際、分析記事内でも“大学においては「情報I」で学んだことを前提として授業を進めることができるようになります.”とあり、共通テストに出題される・されないにかかわらず、高校教育の必履修科目として「情報I」が位置付けられた以上、大学入学直後から「情報I」で学んだことを前提とした授業が大学において展開される、と捉えることが大切です。
教科「情報」についてご存知の方は既知の事柄でしょうが、世の中のほとんどの方はまだまだ、上記1や2について学ぶことをご存知ないと思います。
“「情報I」で学ぶことは大切だ!”と思われている方でしたら、ぜひ、上記1、2についての理解浸透に努めていただきたいと思います。
下記文科省作成動画も有効に活用できると思います。
(1)〜(4)は上記引用部分の1〜4に対応しています。つまり、「コンピュータとプログラミング」からの出題が半分近くで、続いて「情報通信ネットワークとデータの活用」となっています。
だからといって1、2の領域が大事ではないというわけではありません。1、2は、3、4を学ぶ上での前提となる基礎知識であって、1、2が身についていることを試す意味合いでも、3、4の領域の出題がされやすくなる、と解釈できるかと思います。
これらの記述に続いて、設問ごとの分析がされています。
引用元記事を下記に再掲しますので、より詳細を知りたい場合には是非ご覧ください。
※ELDIでは、「情報」と「探究」の結節点を考える会員限定のオンライン勉強会を開催しています。次回は1月23日(月)20時〜を予定しています。
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