見出し画像

日置市吹上浜の未来を考える漁業者たちの想いが熱い!

未来に目を向けた地元漁師グループが日置市の江口浜にいました。

それが若手漁師グループの「FMG」です。

「ただ獲れれば良い」というスタンスではなく、持続可能な漁をしながら海を守っていきたいという理念を持った漁師が同じ方向を向きながら、時には激しく意見を交わすそんな熱い人間の集まりです。

現在の活動内容は、ブルーツーリズムの実施や海産物の販売、新商品の開発などを手掛けています。

■今後の目標と行動計画

今後は育てる漁業も視野に入れながら漁獲量を確保し、漁業を生業とする若い漁師の生活を安定させ、そのことで地元のあらゆる産業の継続につながるように仕組みを作り上げる事が目標です。

その為には、地域の様々な方たちに応援していただけるようになる事です。

自分たちのグループだけで実現できることではありません。地道にそして謙虚に活動を継続していく事が必要不可欠だと思っています。

■今が旬「吹上浜の月日貝」

10年前まで吹上浜では「サラゲ」がたくさんいたよ!

地元の方たちは口をそろえて話してくれます。「サラゲ」とは「月日貝」の事。貝の表は太陽、裏は月を思わせることから「月日貝」と名前が付いた。


詩人の金子みすゞが歌った「月日貝」というロマンチックな詩

西のお空はあかね色
あかいお日さま海の中
東のお空真珠いろ
まるい、黄色のお月さま
日ぐれに落ちたお日さまと
夜明けに沈むお月さま
逢うたは深い海の底
ある日漁夫にひろわれた、
赤とうす黄の月日貝。


ロマンたっぷりの「月日貝」をメジャーな商品にしたい。

その「月日貝」も資源保護のため吹上浜は3月末日で漁期が終了します。


■「若手漁師の想い」

佐々さんがIターンして江口浜で漁師の研修を始めたのは、6年前の2016年でその時、漁師のイロハを教育したのが先輩漁師の井上さんでした。

その後、佐々さんが独り立ちしたのは研修期間を終了した2019年でした。


《その頃の二人の話》

このままの「獲るだけの漁業」では、いずれ江口の漁業も立ち行かなくなり、次世代へ引き継いでいけなくなるのではと危機感を感じました。
将来の漁業を背負っていく人たちに引き継ぐ為には、今のうちに漁業のあり方や、商品の開発、販路の開拓等漁師自ら取り組む必要があると感じました。
そこで着目したのが「月日貝」でした。
将来は稚貝を育てて資源が枯渇しない漁業も目指して行きたい。

二人は熱く語ってくれました。

■吹上浜で活動する「人」


■私たちは「日置市観光協会」です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?