大ネオン展 ‐ FIND NEW WAVE ‐@TOKYO TOWER GALLERY 【おすすめ展覧会紹介】
訪問した展覧会の中から、オススメしたい展覧会について、見所をコンパクトにご紹介します。今回ご紹介するのはこちら。
大ネオン展 ‐ FIND NEW WAVE ‐
▍会場に入る前に 気になるアレコレまとめ
撮影可否:全作品、動画・静止画ともに可能
入館予約:不要
会期中展示替え:なし
音声ガイド:なし
図録:なし
その他:東京タワーのフットタウンの中にあるギャラリーです。展望台のチケットなしで無料で入れます。
▍どんな展覧会?
「大ネオン展」は、ネオンアートの展覧会。
LED化の波に押されて夜の街から徐々に姿を消しているネオンサイン。本展では、現代美術家、グラフィックデザイナー、ファッションデザイナーなど、様々なジャンルのアーティストたちがコラボレーションしたネオンの作品を展示し、ネオンを「産業」から「アート」として再生させます。
▍実際に観て感じた 展覧会の「みどころ」3つ
①レトロだけど新しい、LEDとは違うネオンの魅力を浴びる。
会場には大型のネオン作品がたくさん!ぐるっと一面、見渡す限りのネオンです。
LEDに取り替えられつつあるネオンサイン。実物を見る機会って実は少ないですよね。
近づいてみると、ガラス管の中に封入された気体が発光し、透明な管の中でゆらゆらと光がうごめき、LEDの光とは違う、生き物のような不思議な魅力が感じられます。
②アーティストと職人のコラボレーション!繊細な加工にも驚き!
この会場内のネオンは、様々なクリエイターの方々がデザインし、それをネオン職人の方々が形にしたもの。
例えば、NFTアバタープロジェクトBŌSŌ TOKYOとアオイネオンのコラボレーションプロジェクト「暴走燈京」は、赤一色のインパクト抜群のロゴのネオン。
近づいてみると、文字を再現するその緻密な加工に驚きます。中空の細いガラス管を手作業で曲げ、細かいパーツをつくっていくのは、本当に熟練した職人技ですね…
このほかにも、ネオンの明るさを生かした、ときにポップ、ときにサイバー感のあるデザインがネオンで再現されています。
③映画とのコラボやAR、グッズも楽しい。
会場には、香港を舞台にした映画『燈火(ネオン)は消えず』のコラボレーションネオンも。
さらに、実際のネオンとARを組み合わせた「飛び出すネオン」なんていう仕掛けも用意されています。
ギャラリーのある東京タワー フットタウン2Fの「TTA STORE」では、ミュージアムショップのように、本展に関わるグッズも販売されていました。
ネオンを浴びるための浴用タオルや、オリジナルの缶バッジも。様々な方法でネオンを楽しめますね。
▍個人的 イチオシ作品
今回の展示の中での個人的なイチオシは、イラストレーター・はらわたちゅん子さんの作品。
異国の懸想や日本の路地にインスピレーションを得た「ネオン画」を描くアーティストのはらわたさん。今回の展示では、お稲荷さん風の平面と立体のネオン作品が展示されています。
平面作品では、ご自身のネオン風イラストと、実際のネオンサインが重ね合わせられ、作品に奥行き感が感じられますね。
また、左右には、アクリルケースに入った2体のお稲荷さんも。こちらもイラストと組み合わされ、かわいいです。
ちょっとレトロで、魅力的なネオンサイン。会場で是非、実物のネオンの魅力に触れてみてください。
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