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#13 自立心を自分に対しても、国際協力においても 小林匠さん

ーーグローバルに、ローカルに、社会で活躍するPLASインターン卒業生。彼らの想い、現在の活動、そしてPLASでのインターン経験が彼らの「いま」にどうつながっているのかを聴きました。 

今回は、現在教育系の民間企業で働いているPLASの元インターン生、小林匠さんにお話を伺いました。
子どもたちの学力を伸ばすことだけでなく、子どもの自立心や粘り強さなどの内面的成長を大切にしている企業に就職した小林さん。
その原点はPLASのインターンにあるといいます。

PLASとの出会い、「あげる」支援ではなく「つくる」支援

インターンの前から国際協力の世界で働くことに興味があり、大学院への進学を既に決定していました。しかし、進学する前に「現場の支援について知りたい!」と考え色々な機会を探しました。そんな中で出会ったのがPLASです。

理念の中で掲げられている「あげる」支援ではなく「つくる」支援という言葉に惹かれたことを鮮明に覚えています。一方的に先進国から発展途上国に対して支援を行うという構図には少し違和感があったため、NGOという立場からどのように支援が行われているのか学びたいと考えていました。

現地の人々が自立して生きるための支援を学び、自らも自立する経験をする

PLASでは主に海外事業の補佐と国内事業のイベントを担当していました。
海外事業の補佐としては、PLASの生計向上支援に関連する研究論文のレビューや現地で使われたアンケートの翻訳を行っていました。

プロジェクトに携わる中で現地の子どもやお母さんが自立して生きてゆける環境を一緒につくる大切さを学ぶことができました。生計向上支援やライフプランニング支援を通じてこどもたちの一番のサポート役となる母親の経済的心理的自立を促す、母親の支援を通じて子育てや金銭的支援にポジティブな変化が生まれる、そして、子どもが前向きに生きれるようになる。こういった自立を促すための支援のサイクルには大きな可能性があると感じました。


また、国内事業の一環として何かイベントをしようとなった際に「フットサルのチャリティーイベントをやってみたいです」と手を挙げることができました。昔の自分は自信がなく、挑戦することが怖かったのですが、職員の方々がサポートする環境に安心して挑戦することができました。

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リーダーとして活動し、企画の目標設定や想定される参加者像など思考する中で主体的に考える機会がとても多かったです。また、リーダーとしてイベントを引っ張らないといけないという責任感も芽生えました。わからないことが多く、多大な迷惑をかけてしまうこともありましたが、皆様から大きなサポートを得て、当日の開催までこぎつけることができました。リーダーを務めて最後まで何かをやり遂げるという貴重な経験になりました。

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PLASの経験を糧に大学院へ、そして就職

その後は大学院に進学し、ウガンダにおける親とコミュニティの教育への関わりについて研究をしました。大学院でもPLASで大切にされている「あげる」支援ではなく「つくる」支援という考えを軸に資源の少ないウガンダの小学校でどう親やコミュニティが自立して学校運営に携わるのか?研究をすることができました。

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卒業を控えた頃、進路には大きく悩みましたが、自問自答していくうちに「やっぱり、自分は子どもが自立して前向きに生きられるような環境を作る人になりたいな」となり、今の会社に就職することを決めました。海外でも事業を展開しているため、将来的にはアフリカに出向き、自信を持った自立した子どもを育てられるように貢献したいと考えています。

PLASではインターンを募集しています

PLASの優しい環境だったからこそ自ら主体的に考え行動できる機会が増え自立心を高めることができました。何かをやってみたいけどあまり自信のない人へ。是非PLASのインターンに参加してみませんか?








いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。