研究室・学会向けホームページ作成サービスを始めるまで・・・
弊社では’20年9月より「研究室・学会向けホームページ作成サービス」を神戸大生協様との協働で正式スタートしました。
その後、10/21に自社でサービス紹介サイトを公開しました。
今回は「研究室・学会向けホームページ作成サービス」を始めるまでをご紹介させていただきます。
これまで感じてきた課題
弊社では、これまで多くの大学関係のWebサイトを手掛けて参りました。(多くは大学生協様のご紹介です。)
ただ制作させて頂く中で課題を感じ続けていました。
多くの大学関係のWebサイトは大学提供のサーバ内に設置することがほとんどです。その場合、制作会社がサーバへ直接アクセスすることは多くの場合、許可されません。
そのためWebデータを弊社サーバ内で完成し、メールで納品と言う形になります。その後、Webサイトを更新されたい場合も更新した差分データをメール納品になります。
そして、更新データは学内ネットワークにつながったPCからアップロードされています。
課題として感じていていたのは、このステップだと「Webサイト運営の担当者は負担だろうな」ということです。
しかし、課題は課題のまま時が過ぎてゆきました。
コロナ禍でホームページの大切さを再認識
そこにコロナ禍が到来しました。多くの大学が入構禁止になり、現在も制限されている大学が多くあります。
大学公式サイトなどは活発に公式な情報を発信しつづけました。SNS活用も大切ですが、安定して閲覧できるWebサイトの大切さが再認識されました。
Withコロナ時代である現在は、素早く更新できるWebサイト運用が重要だということが大学、行政、企業、店舗などあらゆる階層で共通認識になりました。
弊社では多くの大学生協様と取引をさせて頂いている関係もあり、大学を取り巻く厳しい状況を知っています。
Web制作会社として、何か提案できないかと緊急事態宣言中から考え始め、コロナ禍後の提案アイデアをまとめ始めていました。
ここですごい偶然が起こります。
緊急事態宣言の解除直後に、神戸大生協様から「研究室向けにホームページ作成提案できないかな?」と声をかけていただいたのです。
これで一挙に決意を固め、秋にはリリースできるように突貫でのサービス開発を開始しました。
研究室・学会向けホームページ作成サービスの開発
Web制作会社の長年の経験から、制作をスタートすれば完成まで進める自信があります。ただ、宣言解除後も多くの大学は厳しい入構制限が続いていましたので、まずはオンラインで相談を受ける流れを立案しました。
これまでの実績から、共通してヒアリングすべき項目は分かっていました。
そこで回答に応じて分岐する「相談受付フォーム」を完成させました。
この「相談受付フォーム」経由で相談いただければ、その後の打ち合わせはスムーズに進むはずです。
次に当社のセールスポイントや大学関係の実績を整理しながら、神戸大生協様向けに研究室・学会向けホームページ作成サービス紹介ページを作成しました。
この紹介ページでは、大学関係のお客様がWebサイト作成で感じる不安にお応えする内容を掲載しています。
また研究室に投函いただく宣伝チラシも制作し、準備を進めました。
宣伝物の制作をしながら、サービス内容も詰めていき、着々と準備は進んで行きました。
あとは長年の懸案である「大学提供サーバにおけるWebサイト更新の負担軽減」をどうするのかでした。
課題解決には、ホームページ更新サービス「TransUP」を1から開発リリース
弊社には使いやすさにこだわった自社開発のCMS「Informaker®️(インフォメーカー)」があり、サーバに設置できるならベストの選択肢と自負しています。
ただ、ご相談の多くは弊社からアクセスできない大学提供サーバ活用が前提でした。この条件での課題解決に努めました。
という方針で、ホームページ更新サービス「TransUP(トランスアップ)」の開発に7月から着手。3ヶ月後の10月にver1.0リリースという短期勝負のプロジェクトを開始しました。
そして、上図のような仕組みの「TransUP」は結果的に少し遅れて11月には完成し、販売開始に漕ぎ着けました。
「TransUP」の完成により、「大学提供サーバにおけるWebサイト更新の負担軽減」という長年の課題に弊社なりの回答を出せたと思います。
これからどんどん研究室・学会向けホームページ作成サービスをご案内していこう!
最優先で神戸大生協様向けの宣伝物を制作し、その1ヶ月半後、自社でも研究室・学会向けホームページ作成サービス紹介のランディングページを開設できました。
また「TransUP」の開発により「研究室・学会向けホームページ作成サービス」に弊社の独自性が加わることとなりました。
ここから神戸大生協様の店舗活動との連動やGoogle広告なども活用して、幅広く宣伝を行っていきたいと考えています。
そして、コロナ禍を経て気がついた事業目的である「正確な情報を手軽に迅速に見やすく発信できるWebサイト普及」をもっと進めていきたいと考えています。
追伸:「TransUP」のロゴマークもできました。支持いただけますように!
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