マガジンのカバー画像

作品と植物の話し

20
運営しているクリエイター

2020年1月の記事一覧

ひかり。

ひかり。

冬のひかりは どこかおごそかで、やわらかなひかりに照らされ 綿毛や枯葉が様々な色を見せてくれ、冬の野山にも色彩が溢れていた。

ああ、美しいなと思った。

早朝や夕刻の 移り変わる空や雲の色を見てるときのような、広く大きくあたたかなものに包まれてるような感覚を憶え、しばらく見入ってました。

PlantsCalendarポストカード

PlantsCalendarポストカード



季節のうつろいとともにある、1年366種類 PlantsCalendarのカードがオンラインでお求めいただけるようになりました。

現在PlantsCalendarは、愛知県 豊橋のカフェutatane banané.(うたたねばなね)さんでのみお取扱いいただいてます。メッセージカードとしてお求めいただいたり、記念日の数字をお部屋にディスプレイしていただいてる方が多いそうです。厚手の手触りのよ

もっとみる
朽ちゆくもの

朽ちゆくもの



冬の時期、PlantsCalendarをつくりながら感じていたことは、植物が朽ちてゆく姿もまた美しいということ。

朽ちてゆく姿も美しいと感じられるのは、精一杯生きたその時間のなかに純粋さというものが内包されているからではないかと最近は思う。

ひとが歳を重ね、よぼよぼになっていくとき、それを美しいと言うひとはほとんどいない。ひとは歳を重ね、生活というもののなかに身を置くことで、知らず知らずの

もっとみる
リースの話し

リースの話し



季節はずれの話しだけれど、クリスマス前には簡単なリースをつくります。アトリエ近くの森を歩いて みつけた植物で。

たいていはベースになるツル植物で輪をつくり、ありあわせのものでシンプルに飾りつけをします。昨年は山ブドウのツルと白く塗った枯葉でリースをつくりました。

冬のアトリエには 大きな枯葉や枯れ枝なども転がっていて、そんな空間に身を置くとなぜか気持ちが落ち着くんですよね。

しんとした冷

もっとみる