柚月裕子『朽ちないサクラ』と『月下のサクラ』

最近の読書の傾向は警察ミステリー一辺倒。ストーリーがズンズン進まないと継続して読む気が失せてしまうのだ。なのでミステリーが今の自分には合っている。スマホを見るより優先されられる小説のみ読破できる状態になってしまっているというわけだ。

今読んでいるのは柚月裕子の『月下のサクラ』。
今度杉咲花主演で公開される『朽ちないサクラ』の原作小説の続編にあたる。

その『朽ちないサクラ』も読んだ。
いわゆる警察内部もので『朽ちないサクラ』は読み応えがあった。親友の死から警察内部の暗部が描かれていき、なんとも言えないラストを迎える。映画も今から楽しみしていて、どのように脚色されているのか興味がある。

この『朽ちないサクラ』の主人公は警察官ではなく、警察職員というがユニークである。
続編『月下のサクラ』ではその数年後が描かれており、主人公は警察官に転身している。ここでもユニークなのは「捜査支援分析センター」という部署に配属されていること。普通の捜査一課とかではないのである。
今回は警察内部で起こった現金盗難事件を追っている。

ズンズン読めて、ページをめくるのが楽しい。