見出し画像

もしも意図せず死んでしまった時のために


死ねるとは思ってないです。死にたいような生きたいようなこの気持ち。
結局私は本当に何処へも行けなかった。トラウマを克服することができなかった。自分や他者の愛し方がよくわからなかった。世界の進むスピードにとてもついていけなかった。劣等感や絶望感や違和感や不安感はどうしても拭えなかった。パニックも鬱も治りそうにない。みんな楽しそうで羨ましい。私は辛い。どこにいても何をしてもしっくりこない。疎外感が私の視界を悪くする。辛い。私には難しすぎた。生きるのってハードすぎて私には扱いきれない試練すぎる。
でもママとココを苦しめたくない。世界で一番大切な2人だから。2人は私の強力な命綱で。2人より先に死ぬのは嫌だ。

だけど、「いつでも死ねる」という事実がお守りでもあって、自殺が私の最終兵器であって、だから、2人の存在が私の首を少し締めたりもした。「いつでも死んでいいんだよ」と言われたらだいぶ心が救われる。ごめん。生きようと思って、憂鬱を吹き飛ばそうとオーバードーズを繰り返してる。いつか薬物の過剰摂取でうっかり命が終わるかもしれない。そうなったらごめんね、私はきっと最初からいなかったよ。


小さい頃からズレた子だった。浮いてた。問題児だった。変わってた。見た目のせいにしてたけど中身も変みたい。
承認欲求が特段高いわけじゃない。
ただ、もの心付いた時からすでにあった私だけの世界と物語を、形にして誰かに見せられるようにするのが夢だった。でも情緒は大きくなるにつれ不安定になった。人格も複数あるような感覚だった。どれが本当の私かわからない。安定しない。鬱のほうが平穏な状態より圧倒的に長い。何が原因なの。息がずっと苦しいの。こんなはずじゃなかったけど私大人になれないよ
何か大切なものを遠い場所に置いてきてしまったみたい
みんなとは違う惑星から来たのかもしれない
どうして、社会の荒波に揉まれる前にこんなにも絶望しているの私は
中学からずっとこの調子。終わらない無限ループ


もし私が死んでしまったなら、自分の星に帰郷したのだと思ってほしい。
「どうして気付いてあげられなかったんだろう」とか、
「相談してくれればよかったのに」とか、そんなことを言い出す人が現れそうだけど違うから。

泣いても話してももうだめだから。
私が救われることは一切ないから。
気付いてもあなたたちが私にできることは何もないから。

たぶん、私は初めから存在してなかったんだ
あまりにも「私」という人間の輪郭が曖昧だ。
アイデンティティーの確立も、心の傷の痛みをアートにして寿命を延ばそうとするのも、本当に一生懸命にやった。お酒も煙草も薬もセックスも、一時的に孤独から連れ出してくれるだけで結局私を救ってはくれなかった。演劇も、パニックと鬱が酷くて怖くてできない。本気で演じると感受性が強すぎて役と自分の境界が薄くなって危ない。

「ちょうどいい」エネルギーで生きる能力が私には致命的なほど欠落している。


ここまでなんとか生きてきた。頑張った。本当に、相当な無理をして闘ってきた。
愛してくれた人、支えてくれた人にはありがとう、という気持ち。これを書いている今はまだ生きてるし、おそらく残念ながら明日も来週も来月も来年も生きてるだろうけど、もし死んだなら、帰郷したと思ってください。そしてそれは私にとって良いことです。一刻も早く家へ、元居た場所へ帰って、本当のぬくもりで抱きしめられたい。もう二度と傷つかなくていい世界で息がしたい。もう、疲れてしまったよ
この不安定すぎる真っ青な心も体も命も重すぎて抱えきれない
ごめんね 私 生きてられないわ     もう限界だよ


ママ、ココ、本当にごめんね
2人に愛されて心から幸せだったよ
2人みたいに強くて愛情深い女性になれなくて悔しいけど、私は2人の子で本当によかったよ

でも  与えられた命があまりにも私を苦しめてきて
傷ついて苦しすぎてどうしようもないから、私帰るね

帰るだけだよ

また会えるから許してね


ありがとう。ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?