見出し画像

インドのマハラジャ宮殿都市、ジャイプールを駆ける(AU Jaipur Marathon 2024)

当初、新聞で見かけた『Jaipur Literature Festival』が気になって、文学と芸術を目的にインドのピンク・シティとして知られるラジャスターン州の州都ジャイプールに行こうと思い立つ。

デリーから南西へ266㎞、ラジャスターン州の州都ジャイプールは、北インド初の計画都市として知られる。1728年にこの地方に勢力をもつカチワーハ家(ラージプートの一氏族)の王、サワーイー・ジャイ・スィン2世によって造られ、その名にちなんでジャイプールと呼ばれるようになった。ちなみに「プル」は「城壁に囲まれた町」を意味している。

『地球の歩き方インド』

で、よくよく調べていると、なんと同時期に『AU Jaipur Marathon - 15th Edition』があるということを知る!

フルマラソン、ハーフマラソン、10㎞、5㎞・・・などから選べて、参加費も2000円ほど。そして、このマラソンには、過去のマラソン大会記録を提出する必要も無い。(➡ムンバイ、デリー、ハイデラバードなど主要マラソンは、ある程度の記録提出が求められる)

・・・ということで、狙い(?)を文学・芸術(Jaipur Literature Festival)から、スポーツ(AU Jaipur Marathon)に変えた観光をしようではないか!

インド在住だと、この「思い立つ」瞬間から、航空券予約して、行くまでのスピード感が早いから良いよね。

ラジャスターン州
勇猛果敢なラージプート族のマハラジャ、砂漠にそびえる城、豪奢な邸宅、色鮮やかなサリーをまとった女性たち、といったインドらしい風景が広がる。

『地球の歩き方』

機内放送で、『Now the destination temparature is …. 16 degrees』と言っていたのを聞いて初めて思い出した。そうだ、ジャイプールは、もはやデリーにめっちゃ近い(とは言え陸路では5時間)んだった!寒いんだった!盲点だった。

ようこそ、36度から16度の世界へ!それも国内線で。

機内誌のホーチミン特集

Jaipur note

「マラソン走ろう!」となったものの、とりあえずジャイプールの土地勘というか地理を全く知らなかった為、一応事前にいろいろ調べる。

・とりあえずチェンナイからは飛行機で2時間20分ほど
・空港からは公共交通機関が無いので、タクシーやオート
・空港から徒歩圏内(15分まで)にもホテルやホームステイがある
・Havaliスタイルのホテルも多い
・ゲストハウスもオシャレでかつプライバシーが守られた場所が数か所
・グループ系列のホテル(ホステルやホームステイも)
・ジャイプールの観光地は学生割引がある(外国人も適応)
・メトロ走っているけれど、風の宮殿に行く以外は、結構不便そう

地図上にマークを入れていく

以前、マレーシアのUr-MUという美術館に行ったときに、そこにあった建築本で紹介されていたThe Johri Jaipurというホテル&レストラン。1泊40,000円以上するけれど、結構人気の宿で取れないことも多いよう。パティオや噴水、熱帯植物もまた美しい。

あと建築デザインのサイトで紹介されていたBaptiste Bohuというデザイン会社が手掛けたパティオもまた素敵。これが、ジャイプールが女子の「可愛い!」を総取りした証であろう。

Baptiste Bohu

ここから先は

4,154字 / 23画像

¥ 200

創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி