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インド気まぐれ旅⑥:ヨガとボートとカフェのケララ州コチ

インドのケララ州にあるコチには以前仕事で来たことがあったけれど、なかなか街の中心から離れたコチフォートやアレッピーには訪れることができなかったので、ベトナム行きを理由にしてコチ再訪。(いつかチェンナイからホーチミン行きの直行便が就航しますように!)

ムナール辺りの山々の景色
空港バス

コチの空港からは、最寄りのAluvaメトロ駅までバスが出ていて、そこまで60 INR。所要時間30分ほど。そしてその後メトロに乗り換えてMaharajas Collegeメトロ駅まで50 INR。

コチの面白さは、市内よりもフォートコチ、アレッピーにあって、市内で行ったところと言えばDurbar Hall Art Gallery (ദർബാർ ഹാൾ ആർട്ട് ഗ്യാലറി)。ちょうどMaharajas Collegeメトロ駅から歩いて行ける距離だったので、立ち寄ることに。

Durbar Hall Art Gallery
Durbar Hall Art Gallery
Durbar Hall Art Gallery

外は喧噪としているのに、この入り口くぐった後の静けさと芸術の世界にはいつも驚かされる。ほとんどお客さんがおらず、無料で気軽に入れるので、安らぐ場所。

フォートコチまではローカルバスが走っていて、フォートコチ行きのバスだけは英語(Fort Cochi)での表示もある。最初、全部マラヤラーム語だったのでわからず、とりあえず乗って「フォートコチ?」と聞くと、「いや、これはフォーㇳコチには行かないよ」という会話を2回繰り返す・・・ものは試し。

まぁ、ここまで来たら、待つしかない。10分ほど待って、フォートコチ行きのバスを見かける。このMaharajas College駅付近からのフォートコチまでもまた遠くて、バス停も多いので40分~50分かかった・・・(ちなみに料金は市内から20INRと安い)

バス内は、スリランカと似たファンキーな曲がかかる
Idiom Book Sellers
Kashi Art Café

カフェのお店の中に、外の砂場のような中庭空間があるのは、ベトナムのマンデン地方を思い出す。ここで、850INR (約1495円)ケーキとカフェとスープを注文。イスは長時間滞在には向かなかったけれど、立ち替わり入れ代わる人々を眺めながら過ごす。

ホームステイ先の子ども(恥ずかしがり屋さん)
Loving Earth Yoga Studio

ここのヨガスタジオはカフェも併設されていて、人々やコミュニティーがつくりだす雰囲気がとても良かった!朝、散歩がてらに寄って、そのままヨガして朝食も素敵な一日。

Ahirappilly Water Falls 
森の警備員が販売する最高に美味しいハチミツ!

そして翌日は、バックウォーター(水郷地帯)で有名なアレッピーへ。コチにいると、その近隣の山々や田園風景の魅力など、車でどこにでも行きたくなるけれど、今回は、その中でも特に有名な船旅ができる場所へ。

果物を購入して、いざAlleppyへ
辺り一面にボートが!

民間運営のものと、政府運営のものがあり、政府運営のものはとにかく安い。いつ来るかわからないのが難だけれど、専用の待合場所で待つこと約20分。(最初、来た船に乗り込もうとしたら、「2 minutes」と言われる(インドでよくある、なんでも「2分」と言われて結局2分で何も起こらない状況))

 
船からの景色
あ~写真見返すと、喉かな船旅って感じ(めっちゃ暑かったけれど)
この風景とか、気分はベトナムのメコンデルタ(元在住)

アレッピーは海鮮料理でも有名で、一緒に行った人が直観で見つけた場所。ここ、本当は入店したときは営業時間が過ぎていたので最初「もう閉まったよ」と言われたものの、「この店で魚を食べるために日本から来ました」と満更でもない会話を。・・・すると、なんだか喜んでくれて席を準備してくれる方々。「あと1分待ってね」とすぐに食べ物を運んでくれる。(本当に1分で来た)なんでも通じる「日本から来ました」説。そして、どこの国でもそうだけれど、ひとつのメニューだけで営業しているお店の味は本物です。

一緒に行った人が、「マミが泊まっていたホテルは、近くの病院に通う患者が宿泊するのに利用している有名なホテル」という。ケララ州はメディカル・ツーリズムでもとても有名で、特にアラビア語圏の方々が、主に肝臓病治療にケララ州に来られるのだとか。アラブ首長国連邦に暮らした経験があり、アラビア語を話すインド人も多い。泊まっていたホテルにも、1ヶ月単位で宿泊する人々もいるらしい。アメリカも治療費が馬鹿にならないのももちろん、そもそも病院を予約するのも一苦労。宿泊費や渡航費を含めても、インドに来て治療したほうがかなり安いのだとか。そして、医者は全員その米国や英国で経験を積んだプロ。そりゃ、来るよね。環境も良いし。

そして、現地の人々の給料の話にもなった。ケララ州は、他の州と比べても給料水準が高い。まぁ、とはいえ日本では考えられないくらい低いのだけれど、1日の給料はケララ州で1000〜1200ルピー(ムンバイやチェンナイ:500~700ルピー)と言っていた。

コチでは、本格的アーユルヴェーダも体験し(しかし、オイルまみれになり、その後の効果があったのかと言われると、個人的にはタイマッサージのようなもっと全身を伸ばされる感覚のほうが好き・・・笑)、またゆっくりと乾季に長期間滞在しに戻ってこようと思います。

コチ・ビエンナーレ(たぶん次回は2024年12月〜)

コチ国際空港(世界で初めて完全にソーラー電力使用の空港)

次のホテル(メモ)
Niyati Boutique Stay
Trinity
Fort Bridge View Hotel

Thank you Cochin

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