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街が生きていると、自分も生きていると思う

「来週の会議参加とあわせて、10日間ベトナム北部を旅行してくるよ」

大学で獣医衛生学の教授をしているホストファーザーにそうつげると、満面の笑顔で「マミは生きているねぇ」と言われた。

ホストファーザーも研究や仕事でベトナム国内、特にハノイ、ホーチミン、ダナン、フエ、そして最近はマレーシア等の国外に行くことも多く、たまにホストマザー(同じく大学教授)を連れて、出張と旅行に出掛けることも多い。

「マミは生きているねぇ」という言葉は、この街の躍動感そのものだと思う。私は、「この街は生きているなぁ」と日々思う。

早朝から、家族全員でバイクにまたがり、出勤や学校前のカフェへ。街中に、路面店の美味しそうな食事が並ぶ。少し話すと、もう顔を覚えてくれていて、次会ったときから「今日は何にする?」と話しかけてくれる。少しの期間があくと、「久しぶり!どこかへ行ってた?」と聞いてくる。隣に座って、しばし世間話。

現在、勤務している観光局、特に情報センターの広報やマーケティング部署に関しては、とてつもない情報量・イベント開催量で、それを英語とベトナム語で集約と発信し、外出も多い。その為、ベトナム語をベトナム語で学ぶ時間が無く、とにかく人間関係の構築(とりわけ観光局内の部署間の人間関係を把握して、誰がどの情報を持っているかの把握)と資料を読み込む日々だが、旅行へ行くというと「ぜひ!」と言ってくれる。

もちろん、私だけではなく、みんな観光地視察後に数時間カフェに寄ったり、休暇を取ることも多い。ただ、何事も「決断」がはやく、仕事を進めるにあたって、とにかくスピードがはやい。これが、昨今のベトナム全体の躍動感と経済成長に繋がっている、としか思えない。

何より「何でも、まずは自分が体験しないと!行かないと!」とみんなが理解している。「生活」が人生の中心にある。

その分、私は「結果を残したい」と常に思っている。なんとしてでも、早くベトナム語をビジネス会話ができるまで向上させて、世界中の観光業の最新情報(英語)をベトナム語に翻訳し、いち早くここの皆に伝えたい。

今週、今後1年半の仕事内容に関して改めて話し、毎日変わらぬ情熱をもって物事を進めていきたいと思った。すべて含めて、私は生きていたい。

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