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在住者による、インド・チェンナイ散歩180日の記録~Chennai Walker~

日本で人気の観光雑誌やガイドブックに、「女子旅」の常連として出てくるタイのチェンマイやベトナムのホーチミン。オシャレなカフェ、エステやマッサージ、コスメ、お土産などの情報が目白押し。なかなか、この南インドにあるチェンナイはお目にかかることが無かったけれど、現地の人々や海外からの友人たちに連れられて、ときに自分が誘い街を散歩してみると、とても素敵な空間がひろがっていた。

いつの間にか滞在して180日(半年)が経っていたので(出張や移動、旅を除くと、このうち3分の1は不在だったけれど・・・!)これからチェンナイを訪問する予定の人々向けに「チェンナイ散歩」をまとめたい。

南インドのタミル・ナドゥ州チェンナイ

チェンナイの概要

チェンナイはインド南東部に位置し、ベンガル湾に面したインド第4の都市公用語タミル語(தமிழ்)。伝統を守る文化が色濃く残り、今でも多くの人が民族服を着て生活しており、またコーラムと呼ばれる、寺院や民家の玄関口に描かれた吉祥模様をよく見かける。気候は、年間を通して暑く、高温多湿。特に4~6月は40度近くになり暑い日が続き、10~11月は雨期。海に近く、少し南へ行くとサーフスポットがあり、釣りやビーチでゆっくり過ごす人々も多い。南インドの人々の人柄は、穏やかで控え目な人が多く、チェンナイの治安面ではインドの中でも比較的安全と言われている。南インドは、アーユルヴェーダ(世界三大医学の一つ)を安価で受けることができるのも魅力(日本で数万円するような施術も、インドではRs.1000~Rs.2000程(1700円~3400円ほど)で全身マッサージを受けることができる。また、チェンナイ市内には、伝統的なヨガ施設が多くあり、多くのヨガレッスンは朝6時頃から始まるので、朝ヨガをしてから出勤も可能。周辺の旅行先としては、元フランス領だったポンディシェリ(チェンナイから車で3時間)があり、またフライト1時間ほどで、スリランカにも行ける距離なので、週末スリランカ散歩も可能!

Edward Elliot's Beach

高級エリア in チェンナイ

チェンナイで高級エリアと言われているのは、市内中心部から少し南下した川沿いの街であるAdyar、住宅街でもありショッピングストリートがあるAnna Nagar、Edward Elliot's Beach沿いに広がる住宅街Besant Nagar、南アジア最大級の図書館Anna Centenary LibraryやCoffee TrotterなどのオシャレなカフェがあるKotturpuram、サリーの一大ブランドNalli Silk Sarees があるMylapore、高級住宅や政治家、映画スターの豪邸が多いTeynampetPoes Gardenなど。ただ、個人的な感想として、チェンナイは市内を中心として多くの場所に緑が多く、ビーチ沿いは当然ながら人気で、全体的に住みやすく、問題は通勤ラッシュ時の交通渋滞くらいなので、勤務場所に近いところを選ぶのに越したことはない、ということ。あとは住むとしたらメトロや近隣エリアの工事現場からは遠ざかるのが良いのかも。(ホテルに関しては、また以下のnoteでご紹介)

参考:https://www.magicbricks.com/blog/posh-area-in-chennai/119429.html

チェンナイの交通

バイク、オート、車、メトロ、バスが人々の交通手段。バスは主に学生たちが通学に利用している。郊外や他の州へは鉄道も頻繁に出ている。最近、車を所有する人々も増えているので、街の中心部は交通渋滞が日常茶飯事に。最近、世界銀行が都市開発、特に交通インフラ関連の援助計画を打ち出していたのを新聞で見た。チェンナイは、メトロが空港まで直結しているので、その点はすごく便利だし、日本政府援助が入っているので日本人として誇りでもある。

オートで巡るチェンナイ
チェンナイ中央駅(鉄道)
チェンナイ中央駅で鉄道を待つ人々
メトロ空港駅(全ての駅への運賃も記載されているので便利)
プラットフォームもとてもキレイ

巡る

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