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【Day38】ベトナム63省バイク旅(Hà Giang省編)「誇り」と「幸せ」の旅路

Đồng Vănの街から、Mèo Vạcの街までの道は、Mã Pí Lèng Pass と呼ばれる風光明媚な景色が広がる。ここは、毎年10月に開催されるハザンマラソン大会の会場だったのか!と知ったのは、Mèo Vạcの街に着いて、地域の方に言われたときだった。

Meo Vac の街がゴール

今年、結局ベトナム南部にいて予定があったので、参加できなかったけれど。新たな目標ができたと思おう。今回はハロン湾マラソンを控えている。

さて、ハザン・ループの中でも「ハイライト」と呼ばれる、この約20㎞の旅路。晴天の日を選び、いざ行かん!Đồng Vănの宿の方には、「戻ってくるかもしれないし、戻ってこないかもしれない」と伝えて、朝食を食べてから出発。手袋をどこかに落としてきたので(笑)、市場で購入してから向かう。

今回は、本当に写真撮影尽くしの旅になり、わずか20㎞ほどの距離を、時間をかけてゆっくり巡ることになる。

標高が高い地域に良く見られる、インスタントヌードルとゆで卵の組み合わせ20.000VND
街を出て、5分足らずでこの光景「今日はきっと良い日になる」そんな予感
あぁ。もう、最高の景色
山間の地域に小学校!子どもたちがラジオ体操みたいな運動をしていた
この辺りで有名なハチミツの販売
「誇り」の象徴、国旗が至る場所にある カッコ良いベトナム国旗
これは落ちたら、誰も助けてくれない・・・というか、既に誰か・・・
あぁ、感動(泣)

さすが、「ベトナムのハイライト」と言われる旅路。快晴で、涼しく、大型トラックや観光バスも少ないので、ひたすら一人で「すげー」と叫ぶ。こういうときだけ、後ろに誰か乗っていたら良いなと思う。(でも、他人様の命の保証はできない)

途中、工事中の場所は数分待ちながら、それでもバイクは結構な細道でも、砂利道でも、進む。Mã Pí Lèng Pass には、断崖絶壁に建つカフェが2か所あって、そのうちのひとつ TU SẢN COFFEE へ。

TU SẢN COFFEE

ダラット高原を思い出す!でも、こっちのほうが標高高いよね
内装も可愛い、絶景カフェ!

ここにすら、WiFiがあった。さすがベトナム!行ったときは、たまたま人が少なく、ゆっくり静かな時を楽しめたけれど、ツアーグループの人々が来る時間と重なると、一気に賑やかになる。

あぁ。美しすぎて、ため息が出る・・・

数日後、写真左側の船乗り場まで降りて、ここから出航しているボートに乗船することになる。通常あるツアーには、このボート乗船が組み込まれているものと、無いものがあるのだけれど、個人的にはオススメ!

また、谷間に降下し、左手にはPả Viの村が見えた

この辺りで標高が下がったので、若干暖かくなってきた。太陽の力に感謝。宿泊しようかなーと検討していた、Clay House(という宿)の文字が見える。これ、わかりやすいけれど、景観の美を失っている気もする。

Meo Vac Clay House

とりあえず、ここの場所だけ把握して、10㎞ほど先のMèo Vạc へ向かう。

Mèo Vạcの街並み

あー、なんだか天国から下界に降りてきた感覚!さて、ここで宿泊しようか、まだ検討中だったので、とりあえずLo Lo Homestay & Cafe Meo Vacへ。ここは、カフェもある(という名称だった)ので、行って、雰囲気見て、街の情報を聞いて、どこに宿泊するか決めることにした。

Lo Lo Homestay & Cafe Meo Vac

トイレの横にシャワーもあった この辺りの宿のシャワーって、似ている
サイフォンのコーヒーを頂く 20.000VND
UNESCOにも登録されている、景観美!

ここのお店で働いていた子(学生)と、近くでオススメのお店や、出身地について、話が盛り上がった。何をするわけでもなく、ただコーヒー片手に、快晴の天気と広大な景色を満喫する時間。バイクの運転は、自分が思っている以上に集中力を使うので、エネルギーが消耗される。めっちゃ大事な休息時間。

様々な緑色に囲まれた街
のぼってきた道を振り返る 
どんなに小さな町でも、必ずこのようなゲートがある

この後、この地で20年程活躍されている日本人の方オススメの宿へ、滞在先の候補としても行くことになるのだけれど、そこでオーナーさんご夫妻と出会い、ハノイで大学教授のご夫婦とも出会い(息子さんは、「生き甲斐」を研究していて、沖縄の長寿の島を中心に学んでいるのだとか)、フルーツやお茶を囲みながら、歌を一曲プレゼントしてもらう笑

1泊1.200.000VND(6800円程)の宿 シャワーは外

この建物は重要文化財でもある、価値ある建物だけれど、どうしても宿としては値段が高く、隣の部屋との壁に隙間があるので物音が気になるかも、と思い、見るだけで満足だった。

ハノイでまた再会を誓い、いざ、私はPả Viの地区へ戻る。

Pả Viエリアの地図

この地区には、約20の宿泊施設が密集しており、中心には写真撮影スポットもある。それぞれが、"homestay"や"house"と謳ってはいるものの、ほぼビジネスであり、実際にここに住んで文化を継承している少数民族というよりも、他の地域から投資している人々や仕事で来ている人々が多いと思う。

この夜、結局、Clay Houseの近くに滞在することになる。部屋のインテリアや眺望など、全て良かった!

けれど、一つだけ、これは「ベトナムあるある」だけれど、夜9時頃から、いきなり爆音とともに始まるカラオケ。この宿じゃなくて、隣の宿から。そして、その他、同じエリアの宿でも外でカラオケ大会が始まる。

一気に興ざめする。これ、ベトナムで住居探している人々にも是非お伝えしたいところだけれど、物件内覧は昼間だけじゃなくて、夜も絶対近辺周ったほうがいい!むしろ、可能であれば滞在したほうがいい!

それにしても、この日は、たくさんの濃い体験ができた日だった。終日、晴天。毎日、無事到着できることに感謝しながら、また朝を迎えるのだ。




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