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【Day17】ベトナム63省バイク旅(Khánh Hòa省編)ベトナム建国記念日のカフェ巡り

Ngày Quốc khánh Việt Nam 2-9! 
ということで、今日9月2日はベトナム社会主義共和国の建国記念日!

Googleも、クリックするとベトナム建国記念日を祝い、花火が打ちあがる仕組みだった。街はイベントの準備中。

昨日、リゾート観光地として有名なNha Trangに到着し、とりあえず近くのロシア料理を満喫し、あとはひたすらゆっくり。どうしても、100㎞以上を炎天下の中走っていると、その時は大丈夫かもしれないけれど身体は自分が思う以上に疲れていると思うので、とにかく寝る。

たぶん、この精神?は、ベトナム人から学んだ。日本には「病は気から」という、どちらかというと現実的な、少し消極的な考え方があるけれど、ベトナムには「笑顔は1ダースの薬に勝る」というような、ポジティブな考え方があって、病気は薬で解決するんじゃなくて、日々の笑顔で健康を保とう、みたいな意訳が含まれる。そのおかげか、過去数年、ベトナムにいるときにお腹を壊したことも、風邪をひいたことも無い。やっぱり、この環境があっているんだろうな。精神的にも、身体的にも。

ちなみに、よく、インド人や中国人の友人が、ベトナムでもインド料理を作ったり、中国料理屋からデリバリーを頼んだりしているのを見聞きするけれど、こっちで一度も日本料理を作りたいとも、デリバリーまでして食べたいとも思ったことが無い・・・笑

朝。せっかくのシービューだったので、夜明け直前に起きる。素敵な景色が迎えてくれた。

朝焼け 

ホテル内の施設を巡る。

この空中遊泳マシーン(?)は、バイク乗る人々にとって最強の運動器具かもしれない
なんせ、ずっと座っているから、尻の肉がつきまくる
ジムからの景色
この屋上のプールは、朝開いておらず、お昼頃に撮影

さて、せっかく早起きしたので、そのまま朝の散歩へ。少し海沿いで読書をしようと思って、3ページくらい読んだところで、すぐに太陽の光が暑くなって、退散。笑 その後、バイクで街観光。ふらりと行けるのが良い。

ちなみに、私の旅のスタイル?として、まず地図上でいくつか候補を決めて、その目的地に行くけれど、よくその場所へ行くまでに良さそうなカフェや店を見つけては入る、というのを繰り返す。

街のラウンドアバウトを見るのが好き

とにかく国旗で埋め尽くされていたラウンドアバウト。赤色と黄色の星、そして緑色は栄える。たまたま写真撮影したときは、通りのバイクが少なかったけれど、とにかく8時頃からはメインの海沿いの道が混んでいた。橋付近、久しぶりの渋滞だ・・・。流れを見ていて、都市や人口の規模が大きくなると、人は、衝動にかられ、何かに忙しくなり、どうにか「追い越そう」とするものだな・・・と思った。

Tháp Trầm Hương (Agarwood Tower) と、海沿いの外資系ブランドのホテル群
一本道を外れると、快適 だけど祝日なので、閉まっているお店も多い

しばらく走っていると、何やら「竹」が見えた。竹建築!今日は、竹建築が私を呼んでいる。気がする。

どー--ん!・・・でかい!
魚も宙を舞っている!

店内のお客さんはまばらだった。肌感では、国内のベトナム人は旅行している!と思うけれど、友人たちやホテルの方々から度々聞くのは、「まだベトナム人の大半は、お金をセーブしている」ということ。またいつコロナ感染のような感染症が起きるかわからないので、今旅行できている人々は、裕福な家庭が多いと思う、とのこと。

メニュー

メニューを持ってきてもらったのは良いけれど、最初に

”Phụ thu 10% vào ngày 2 va 3”

というシールで貼られた文字が目に入る。そうか!今日(2日)と明日(3日)は祝祭日で、10%料金割増があるのか!仕方がない。祝祭日に、このような観光地のこのような竹建築を見に入ったからには、受け入れるしかない。

ということで、めっちゃ時間かけて、メインの食事とドリンクがセットになったCOMBOを頼むことに。そしてメインの食事は、Bánh Mì Bò Kho(ベトナム風ビーフシチューとバインミー)にしよう!・・・と思って注文したら、「あ、今日はそれだけありません。他のメニューは全てありますよ。」とのこと。

・・・いつも思うけれど、無いなら最初に言ってくれー----!食事メニューを決めるときだけ優柔不断になる私の時間を返してくれーーー!

もう、気分は完全にシチューだったので、諦めてドリンクのピーチヨーグルトだけ注文。(75.000VND+10% Surcharge)

あぁ、これが75.000VND・・・一気にホーチミン市価格に戻るぜ。しかも氷が多い、必殺「かさ増し」手法。まぁ、美味しかったけれど。そして十分に竹建築を満喫。

その後、お腹がすいたので、お目当てのカフェへ行く前の路地にあった、こちらのお店へ(ちょうど、写真撮ろうと思った瞬間、おっちゃんが目の前に停まる)。

Quán Cơm O Lài

落ち着く・・・
最強に美味しい またタレが絶妙!
セットでついてくるスープもまた良い味だ!

通常、看板には値段が書かれていないことが多いので、最終的に「お勘定!」と言って支払いの時にいくらか知ることになるのだけれど、これ、20.000VNDだったー--!安いー!!ピーチヨーグルト85.000VNDで、この主食とスープが20.000VNDー--!また来よう。

お目当てのカフェ NORA VIETNAM COFFEE ROASTERY 
ええ、また白を基調とした木と熱帯植物のカフェです
カフェの奥では、洋服や雑貨の販売も
改めて、熱帯植物はでかい そして扇風機

ちなみに、この写真撮ったついでに。通常カフェには、お店の前に駐車スペースがあって、カフェ利用者には、チケットが渡されることもあるし、何も渡されないこともあるし、無料か有料かは場所(というか地域全体)による。ニャチャンは、カフェは無料で、海沿いや美術館などは、3000VND~5000VNDが多いかな。

ちなみに、これもよくあることだけれど、ベトナムではお釣りの用意が無い場合も多く、このカフェでも「10.000VND (10K) 後でお返しします」と、他のお客さんが来られて、10.000VND札が集まってからレシートと共に返金された。

Trà đảo cam sả (40.000VND) 

肌感で、ニャチャンは食費(とカフェ費)が高くなりそうだったので、急遽、予約していた宿をキャンセルし(当日の18時までキャンセル無料だった)、近くの別の宿を予約。これで、差額120.000VND。お金の節約にもなったし、何よりも、この素敵な空間に満足!ここ、1か月滞在とか長期割引あるのかな?デスクワークもしやすい。

ここで、昼間の暑い時間帯は休んで、また17時頃から街へ繰り出す。

韓国のカキ氷屋さん 周りはまだ開発途上の道路が多い
Bánh Toast Mật ong (49.000VND) 

一応、メニューには「2人用」と書いていたから、どんだけでかいものが来るんだろうかと思っていたら、これ!

え、1人でもこれ足りへんや-ん!・・・と心の中で叫ぶ。

そして、もっとこの食パン分厚いと思っていたけれど、普通の食パンだった。そして、まさかのブドウと食パンとハチミツとアイス・・・で、これ、量は少なくて残念だったけれど、意外と美味しかった。

まだ美味しくて良かった・・・これで味が普通だったら、来たことを後悔していたなきっと・・・。

懲りずに、本日最後のカフェへ。Sol Coffee & Desserts
ここは、結論から申しまして、「当たり」でした。

カフェの入り口

また新たな「和洋折衷」ならぬ「和越折衷」!

屋根瓦の和風門をくぐると、白を基調としたカフェがあって、アフォガードを注文しようとしたら、スタッフの方に「アフォガードは他のお店でも食べられますが、クリームブリュレ・コーヒーはここのイチオシですよ!」(←というテンション高いベトナム語)と言われたので、オススメを紹介してくれるとこっちまでテンションあがり、「じゃ、それで」と早速注文!

上がクリームブリュレで、スプーンをズボって刺すとコーヒーにたどり着く笑
(あぁ・・・説明力の無さよ)49.000VND

結果、めっちゃ美味しい!なんだこれは。また別のイチオシも試さなければ!しかも、さっきの韓国店では、20%も割増されたのに、このカフェは通常価格だった!有難い!ニャチャンの価格は、ホーチミンの価格に戻ったけれど、ここでしか食べられない、飲めないものがある限り、人は来て、試したくなるものだと思う。

全然関係ないけど、こーゆうファンシーでキラキラしていて、セルフィー撮影している女性のお客さんが多いカフェで、ひとりで来る男性をどこか尊敬する(写真左の人)。バンメトートでも、ベトナム人男性一人でバイク縦断している人がいて、たまたま南アフリカの男性(英語教師)と、ベトナム人家族とご飯食べているときに会話に入ってきた方で、聞けばダナンからホーチミンに向かって南下している最中だった。「あ、この人はきっと気が合うな」と直感で思った。思えば、ベトナム人女性の一人旅はまだ見たことが無いな。別に、他人に強制するわけでもないけれど、国全体的にグループ旅行が多いお国柄、「女性一人旅」を見るのには、まだ時間がかかるだろうな。

ちなみに、以下は来日観光客の旅行手配方法の内訳(2019年)。ベトナム人が日本へ旅行する際、26.5%は団体ツアー参加という、全体的に高い数値。世界的に見ると、来日観光客の80%は個別手配。(日本では、9月7日から水際対策の緩和措置が取られる予定だけれど、来日観光客の増大はこれでは見込めないと思う)

2019年の「訪日外国人旅行者消費動向調査」旅行の手配方法の内訳

・・・と、話が少しそれたけれど、ニャチャンもまた面白い場所だなぁと思う。ご飯も安くすませようと思えば、路地の小さなお店で美味しい食事にありつけるし、お金を使ってリゾート気分も満喫できるし、ここでしか飲めないドリンクにもありつける。ただ、お店のサービスの質は、差がありすぎるので(当たりはずれの幅がでかすぎる)、宿と同様、選別には注意が必要かな。

行った場所
Sol Coffee & Desserts
Miss Bamboo
Quán Cơm O Lài
NORA VIETNAM COFFEE ROASTERY 

費用
ガソリン代
50.000VND
宿泊費
479.000VND
Trà đảo cam sả
40.000VND
Cơm gà 
20.000VND
ピーチヨーグルト
75.000VND+10% Surcharge
Bánh Toast Mật ong
49.000VND+20% Surcharge
クリームブリュレ・コーヒー
49.000VND
合計:781.000VND(約4600円)

次回行きたい場所
Nhà Thờ Đá Nha Trang (Nha Trang Stone Church) (5am)
AN Cafe (6:30am)
A&c Homestay & Coffe (8am)
I AM CAKE
Bụi Coffee
Inner Drinkhub & Lifestyle
TIỆM ĂN BAO CẤP LÊ THỊ (10am)
Bùn khoáng nóng I-Resort Nha Trang (Hot mineral springs I-Resort Nha Trang)
THAP BA MUD BATH
Coffee Baka Hòn Chồng
Bảo Tàng Hải Dương Học (Museum Of Oceanography)

番外編:素敵な宿
Ccasa Hostel & Coffee Bar
Tabalo hostel
Mojzo Inn Boutique Hotel
Xavia (500.000VND)
ここは、バスタブつきの部屋もあって、部屋から海を臨める。屋上に充分な広さのプールもあり、日本人のビジネス利用でもオススメできそう。繁華街から少し南にあって(といっても車やバイクで数分)周りに建物が少ない。

Coast House Boutique Hotel(380.000VND)

ここは、最初にニャチャンを検索していて見つけたデザインセンスが光るホテル。ただ、同じ部屋タイプの名前の中に、異なるデザインの部屋がある為、ある特定の部屋に泊まりたい場合は予めメッセンジャーや電話で伝えるほうが良い。

あと、星のレビューと数を見るのは当然だけれど、最近、コロナ禍の後ということもあって、できるだけ「最新」のレビューを見たほうが良い。コロナ前は、朝食(ビュッフェ)があって、その朝食の評価が高かったけれど今は提供されていない場合や、以前は英語を話すスタッフがいたけれど、今はいない場合など、評価が大きく異なる場合がある。そういった、「以前は良かったのに」というレビューを、ベトナム各地のホテルで見る。そして、そのレビューは、何も外国人観光客だけじゃなく、ベトナム人も落胆している・・・笑

ホテルの方々には、とにかく最新情報の提供を日々心掛けてほしい。いくら、コロナ前よりも料金が安くなっているとはいえ、朝食の写真や、外国人の写真が多く掲載されている場合、顧客はそういう期待値を持ってくるので、その期待値にそわない場合に、レビュースコアは悪くなる。

ホテルの選別や予約方法、各省のオススメのホテルは、また別途紹介します。Chúc ngủ ngon!(おやすみなさい)


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