見出し画像

パンフレットに見るベトナム・メコンデルタの12省オススメ観光地<2020年度版>

「メコンデルタ」と言われて、どれだけの人々がこの地の場所、生活、歴史を知っているだろうか。私が「メコン川」をこの目で実際に見たのは約5年前のラオスだった。

画像70

ハワイやパラオのコバルトブルーの輝く海よりも、ヨーロッパの優雅なお城よりも、日本の六本木や表参道のオシャレなカフェよりも、私の美的感性がこれほどまでに刺激されたことは無かった。

それ以来、メコン川沿いの街並みや人々の暮らしに興味を持ったものの、当時は、数日後にまた慌しい東京・表参道と自宅との往復生活が始まった。

メコンデルタという地域がベトナムにあること。そこにある川は、いくつもの国境をこえてあのラオスの地に繋がっていること。そしてメコンデルタはベトナム語でĐồng bằng sông Cửu Long(九龍)ということ。

肥沃な農地と水利に恵まれており、農業が主要産業だということ。果樹園、水上市場、ホームステイが有名なこと。全て知らなかった。いや、もしかしたら、教科書やどこかのガイドブックには載っていて、いつの日にか、学んでいたのかもしれない。

歴史はもちろん、全て私がカントーに住む約8ヶ月前まで、カントー含めそれぞれの省の名前すら知らず、何があるのか全くわからない(むしろ、何かあるのか?w)、交通手段も無い、エリア全部一緒に見える(笑)という状況だった。

メコンデルタを構成するカントー市と12の省
ベトナムのメコンデルタといわれるエリアには、現在、中央直轄市のカントー市(地図中央)と、12の省(ロンアン省、キエンザン省、ソクチャン省、アンザン省、ヴィンロン省、ハウザン省、ドンタップ省、ベンチェ省、バクリュウ省、ティエンザン省、チャーヴィン省、カマウ省)が存在する。

画像1

この8ヶ月で何省か旅行や仕事で訪れる機会があり、各省の観光局の知り合いもでき、パンフレットや紙のツアー情報等で少しは各省の特徴や観光名所を把握できるようになった気がする。(ベトナムは、まだ紙の情報が多く、ツアー参加が一般的)ベトナム人と一緒に働く上で見えたベトナムの観光局、観光案内資料、マーケティング、現場サービスの良さも改善点もそのままご紹介。

観光博やツーリズムイベントで各省の観光局が配布しているパンフレット

画像2

メコンデルタの各省の観光局の紙のパンフレットに対する考え方は少し変わっていて「資金が無いから、多くは作れない→多くは作れないので作っても配らない→ブース出展で持っていくのはいいけど余り過ぎて置いて帰る」という、配りたいのか配りたくないのか、目的が今だに理解できていないw

資金が無いという割には、ベンチェ省やハウザン省はDVDの配布も行っていたり、ドンタップ省は蓮の花のキャラを入れたり、ソクチャン省はハート型や蓮型のパンフレットを作成していたり、それぞれ色がよく出ている気がする。(それを人々が求めているかは別として)

画像8

ソクチャン省の観光案内パンフレットを広げると・・・

画像9

なんと国花である蓮の形に!これはこれで、すごいアイデア。

メコンデルタはでかい
旅行者がよく「メコンデルタに行きたい」と言っているのを聞くが、日本人に人気のミトーもティエンザン省にあるメコンデルタだし、私がいる中央直轄市のカントー市もメコンデルタ、そしてこのカントー市から陸路で4時間程南下した場所にあるカマウ省もメコンデルタ、と実は「メコンデルタ」はとても広大なのだ。ミトーはホーチミンからも日帰りツアーが頻繁に出ているので行きやすく、カントーであれば1泊は必要になる。カマウ省のベトナム最南端の碑まで行くとなれば、カントーを拠点に、全体で3泊は見ていたほうが良い。

画像61

メコンデルタでよくある「ホームステイ」を運営している旅行会社のパンフレット。電話で問い合わせ、予約という流れが今も多い。あとはファンページと呼ばれているFacebookのページを持っている会社もあるが、ブランドサイトを持っているところは少ない。

各省の観光名所を以下の順番でご紹介。(過去のnoteページも添付)

ロンアン省(Long An)省都:タンアン市(Tân An)

ホーチミン市の隣にあり、ホーチミンからカントーへ陸路で来る際に必ず通る省。ロンアン省は、Vàm Cỏ Đông川とVàm Cỏ Tây川の2つの川沿いに広がる。

画像72

ベトナムでよくある、土地計画の地図をそのままコピーしたような観光マップ。

1.ランセン湿地保護区  Làng Sen/ Lang Sen ベトナム7番目のラムサール条約湿地に認定。他にはメコンデルタ地方ドンタップ省のチャムチム国立公園、カマウ省のカマウ岬国立公園、バリア・ブンタウ省のコンダオ国立公園など。

キャプチャ111111111

こ、これが「保護区」の観光プロモーションなのかな・・・?と思うが、検索ではほとんどこの写真。

2.キムカン寺院 Chùa Kim Cang/ Kim Cang Temple 
バクトン(Bắc Tông)派に属し、19世紀後半に伝統的な建築様式で建てられた寺院。

画像71

3.Happyland    
2011年に着工し、2014年に完成予定とされていた東南アジア随一の巨大テーマーパーク。で、2017年時点の記事で「ゲートと城の土台(?)ぐらいしかできていない」というニュース。ベトナムではよくある話。

「また、開いてないテーマパークあるよ・・」と観光局の同僚に聞いたら、なんと開いていた!笑 ベトナムに珍しく、しっかりブランドサイトもあるので、めっちゃ投資しているんだろうな。でも2019年12月末まで適応の価格が、まだ掲載されている。

画像63

その他、Bình Anドラム村のドラムは耐久性が高く、多様なデザインで有名らしい。また、ロンアン省は Mộc Hóa県の人々がつくる手工芸品 Lục Bình という編み物が知られる。

画像73

カラフルな競技場と建物たち。意外と(?)大きな街だなぁと思いながらも、これらは家なのだろうか、商業施設なのだろうか。

キエンザン省(Kiên Giang)省都:ラックザー市(Rạch Giá)

画像3

1.ラックザー Rạch Giá/ Rach Gia
ホーチミンから飛行機で約1時間またはバスで約6時間。フーコック島までのフェリーも出航している港町で空港や大学があり町は省都らしい賑わいに満ちている。

2.ハーティン Hà Tiên/ Ha Tien

画像43

ベトナムとカンボジアの国境付近に位置する港町。市内の見どころは市場、中国寺、教会など。

画像6

ハーティンからカンボジアのプノンペン間のバスだと所要時間4時間!タイのバンコクまでだと所要時間13時間。陸続きの恩恵。

3.モーソー洞窟 Động Mo So/ KDL Mo So  Mo So Tourism Area
モーソーはクメール語で石灰山。

4.ムイナイ観光エリア KDL Mũi Nai/ Mui Nai Tourism Area
※ベトナム語表記は略語が多い。KDLはKhu Du Lịch(Tourism Area)

5.タックドン岩(仙山洞)の寺院 Tảng Dá Thạch Động/ Thach Dong Cave Pagoda
鍾乳洞にある寺院。1978年にこの地でポル・ポト派との戦闘があり、約130人の犠牲者が出た。

画像44

6.フーコック島 Phú Quốc / Phu Quoc 
国の観光開発戦略の拠点として急速にリゾート開発が進んでいる島。ヌックマム(Nước Mắm:ベトナムの魚醤調味料)の生産地でもあり、島にはいくつかの工場では見学可能な場所もある。

画像4

ソクチャン省(Sóc Trăng)省都:ソクチャン市(Sóc Trăng)

画像7

1.ソクチャン市 Sóc Trăng/ Soc Trang 
現在の町の基盤はフランス統治時代に造られた。この町の約3分の1はクメール族の人々(ソクチャンという地名もクメール語をベトナム語表記したもの)。

2.カレン寺院  Chùa Khleang/ Kh'leang Pagoda

画像13

1533年創建でソクチャン省の歴史文化遺産。

3.コウモリ寺(ヨイ寺) Chùa Dơi/ Mahatup Pagoda 

画像10

1562年建設。2007年に本堂が全焼したが、再建された。コウモリが住んでいることから、この名前がついた。

4.ダットセット寺(宝山寺)Chùa Phật Dất Sét/ Clay Temple

画像44

ダットセット(Dất Sét)はベトナム語で「粘土」の意味で、この寺には粘土で造られた仏像が安置されている。

画像12

5.ソムロン寺院 Bôtum Vong Sa Som Rong / Botum Vong Sa Som Rong Pagoda
600年以上の歴史がある。当初、塔は竹と木製の屋根というシンプルなもので建てられていたのが、後に寄付されて現在のような巨大な建築作品になった。写真撮影スポット。

画像11

6.ソクチャン省博物館 Bảo tàng Tinh Sóc Trăng / Soc Trang Province Museum
ソクチャンの文化、歴史、人々の信仰、キン族、クメール族、中華系の3つの民族の生活を知ることができる。

7.ンガナム水上マーケット Chợ nổi Ngã Năm/ Nga Nam Floating Market
市内からは距離が離れているのとメコンデルタの水上マーケットは早朝なので、この水上マーケットへは1泊2日のツアーに参加するのが良い。

画像15

画像16

水上マーケットとホームステイ(地元の家庭に宿泊)のツアーが頻繁にあって、日本のガイドブック等ではあまり紹介されていないものの、個人旅行に慣れている人々やベトナムの現地の人々の暮らしを体験してみたい人々にはオススメ。(日本語は無い。蚊の対策は万全に)

画像45

ソクチャンのクメール行事
・水祭り(Lễ Hội Ooc-Om-Boc)旧暦の10月14、15日
・ドラゴンボートレース(Đua Ghe Ngo)(上記パンフレット写真参照)
・クメール正月(Ngày Tết Chol Chnam Thmay)4月中旬

ソクチャン名物料理はライギョの発酵調味料を使った汁麺Bún Nước Lèo。

画像14

ソクチャンはバインピア(Bánh Pía:ドリアン饅頭)も有名。このベトナムの名物饅頭は、中にドリアン餡と塩卵が入ったとても甘いお菓子で、全国で手に入るもののソクチャン産が一番美味しいと言われている。(確かに、ソクチャン産のは甘さ控えめで、食べやすかった気がする。それでも、日本人にとっては1つ食べるだけで充分w)

ソクチャン省の観光案内サイト https://dulichsoctrang.org/
英語のコンテンツは更新されてなさそう・・・そしてウェブデザインが・・・まぁ、一応添付。

アンザン省(An Giang)省都:ロンスエン市(Long Xuyên)

画像17

ベトナムの第2代国家主席トン・ドゥック・タン(Tôn Đức Thắng)の生誕地。約20km南東の運河沿いには省民の大半が信奉するホアハオ教( Đạo Hòa Hảo)の本部がある(ホアハオ教は1939年安江省新州鎮和好(ホアハオ)村で創立され、20世紀前半にベトナムで最も栄えた仏教系民族宗教。教祖フイン・フー・ソー(ベトナム語: Huỳnh Phú Sổ )は釈迦の生まれ変わりとされる。)

ちなみに、アンザン省は他のメコンデルタの省と省都機能と観光地が異なり、省都であるロンスエン市と、巡礼や法要祭の観光地であるチャウドックは陸路で1時間半ほど離れており、地元の人々にとってアンザン省と言えばチャウドックのような気がする。

画像74

そのチャウドックの地図がこれ。これも何かの設計図のよう・・・。

画像18

1.ロンスエン市場 Chợ Long Xuyên/ Long Xuyen Market

2.ロンスエン水上マーケット Chợ Nổi Long Xuyên / Long Xuyen Floating Market

画像19


3.ロンスエン大聖堂     Nhà Thờ Long Xuyên/ Long Xuyen Church 

1960年にローマ教皇ヨハネ23世により設立が発布され、南フランスのアルビ大聖堂を模して1966年から1973年にかけて建てられた。メコンデルタ最大の教会。

4.ラオ・ジャン教会 Nhà Thờ Cũ Lao Giêng (Cu Lao Gieng Church)
1879年にフランス人司祭によって建てられたといわれる教会。ジャン島にあり、ここ一帯は教区になっている。

画像23

5.フィッシュ・クラフト村  Lãng bè trên sông (Fish-Craft Village)

画像20

チャウドックの印象的な水上住宅。この地域の魚の収穫量は一時期(1990年から2005年頃)非常に高く、主にヨーロッパやアメリカへの輸出の為の生産だったが、近年気候変動の影響で養殖業者や漁業従事者が減少している。

6. チャースー・カユプテの森 Rững trâm Trá Sư (Tra Su Cajuput Forest)

画像21

キャプチャ

アンザン省の観光パンフレットや紹介ページに出てくるカユプテの森の中をボートで進むシーン。ここは結構メコンデルタでも珍しい光景だと思う。ちなみにCajuputってずっと「カジュプット」と呼んでいたけれど(そもそも呼ぶ機会が今まで3回くらいしか無かったけどw)、カユプテと植物図鑑に掲載されていた。ベトナム、マレーシア、オーストラリアに分布している植物らしい。

7.カム山 Nũi Cấm/ Cam Mountain or Thiên Cấm Sơn/ Heaven's Forbidden Mountain
2015年にメコンデルタ地方に初めてできた3485mのロープウエイで一気に山頂(標高716m)に登ることができる。ケーブルの全長は3485m。設備はフランスの請負業者。山頂には寺院やトゥイリエム湖等がある。 Chùa Phật Lớn (Thiền viện chùa Phật Lớn)(Big Buddha Pagoda)、Tượng Phật Di Lặc (The Statue of Maitreya Buddha)、Chùa Vạn Linh (Vạn Lịnh Pagoda)、Hồ Thủy Liêm (Thủy Liêm Lake)・・・。

画像62

画像22

8.チャム族のモスクと村  Thánh đường Mubarak và Lâng Châm Chám Cháu Phong / Mubaral Mosque  and Chau Phong Islam Village 

ダーフック村(Xã Đa Phước)は400人を超えるチャム族が住む村。エッサン・モスク(Thánh Đường Ehsan)は異教徒でも入ることができる。

9.バー・チュアス一廊 Miếu Bà Chúa Xứ/ Ba Chua Xu Temple
ここはライトアップされた夜に行くと、厳かな雰囲気とベトナムの鮮明な色の組み合わせの両方を体験できる。毎年旧暦の4月23日から27日は法要祭が行われ、ベトナム各地から信者が集まる。

10.フックディエン寺 Chùa Phước Điền/ Phuoc Dien Temple
寺からはチャウドックの水田と運河の美しい農村風景が望める。

ちなみに「地球の歩き方」に掲載されていたAn Giang省の観光サイト
越語と、英語ページもあるけれど、こちらもソクチャン省同様、コンテンツが更新されていない模様・・・。こういう時、たまに知り合いの観光局職員に「これ、進んでるん?」と突っ込む。

ヴィンロン省(Vĩnh Long)省都:ヴィンロン市(Vĩnh Long)

画像24

ホーチミン市から車で約2時30分。

画像26

1.ヴィンロン省博物館 Bảo Tàng Vĩnh Long/ Vinh Long Museum

画像30

画像31

画像25

上記、博物館のパンフレットの裏面で紹介されていたHát bộiというベトナムの伝統劇場は特に南部で20世紀初めに「神へのお供え物」として始まったものだそう。現在、ヴィンロン省のいくつかの観光地で伝統舞踊や音楽が紹介されている。

2.アンビン・コミューン  Xã Cù Lao An Bỉnh/ An Binh Commune

画像27

画像28

画像29

ちなみに、グーグルマップで「An Binh Island」を検索してみると、近くでヒットするのは全てホームステイ!(Mekong Riverside Homestayはフェイスブック上のグループでオススメされた)

オススメは盆栽ガーデンのあるクォック・ナム氏の家と、18世紀に建てられた外観はフレンチコロニアル洋式、内部は純ベトナム風のカイ・クーン氏の家。

ハウザン省(Hậu Giang)省都:ヴィータン市(Vị Thanh)

カントーのお隣の省。カマウ省からカントーへ行く際に通る道。

1.キティド&ミニィド遊園地 Công Viên Giải Trí KITTYD & MINNIED (Entertainment Park) 

画像32

画像33

2018年2月11日にオープンしたテーマパーク。ネタすぎて名前をどう日本語訳したら良いのか謎w Võ Trường Toản大学キャンパスに隣接している。入場料:250.000VND(大人)。バイク駐車場が無い為、近くの駐車場利用要。

2.フー・フー エコツーリズムエリア  Khu Du Lịch Sinh Thái Phú Hữu/ Phu Huu Eco-Tourism Area 

画像34


ドンタップ省(Đồng Tháp)省都:カオライン市(Cao Lãnh)

画像53

ドンタップ省は、メコンデルタの中でもいち早く「ゆるキャラ」や「蓮のイメージ」を観光プロモーションとして利用した省で、国内外の投資環境を整えるのがうまいと他の省の人々から言われている。日本の大学とも包括連携に関する協定を結んでいる。

画像56

1.セオ・クイット  Xẻo Quýt/ Xeo Quyt 
セオクイット (Xẻo Quýt) は、ベトナム戦争の史跡。ベトナム戦争中、1960年から1975年にかけてドンタップ省における南ベトナム解放民族戦線の中心的な基地となっていた。今日でも豊かな自然の残る密林地帯となっている。

画像68

1992年にベトナム政府により国の史跡とされた。セオクイットには170種類の植物(野生種158種、樹木12種)が存在している、とのこと。

https://web.archive.org/web/20120903174648/http://www.qdnd.vn/qdndsite/vi-vn/61/43/2/94/94/195564/Default.aspx

画像55

パンフレットに記載されていた、基地跡を巡ることができる水路。この絵からは少し想像がつきにくいけれど、手漕ぎボート(ボート漕ぎのおばさん+2人乗り)で巡る密林地帯は、外の世界の喧騒が嘘のような、聞こえるのは水と風と鳥の鳴き声だけで「平和」を肌で感じることができる。

画像65

画像66

画像67

同時に約40年前の世界を想像して、少し不思議な気分だった。所要時間は20分程。

画像64

しっかり、最後にボートに乗っている姿をプロの写真家が撮影してくれて、ボートを降りた後に購入可能。ディズニーのジャングルクルーズとインディジョーンズをあわせた感じ。

画像54

2.サ・デック  Sa Đéc/ Sa Dec
お花と盆栽で有名なドンタップ省のサ・デック。地元の人々は昔から花を育てて販売しているそうだ。旧暦前後にはホーチミンや他の省から訪れる地元観光客が写真撮影を行っている。(同僚はここで結婚式の記念撮影を行っていた)

画像49

3.Khu du lịch Văn Hóa Hướng Nam/ Phuong Nam Cultural Tourism Area
メコンデルタにはこの、Khu du lịch(=観光エリア)と名付けられた場所が多く、パンフレットには「様々なアクティビティが楽しめる」と記載されているけれど、具体的に何ができるのかはよくわからないことが多い。周りは何も無い場所なので、バイクで一度(だけ)は行ってみたい場所。

画像73

画像48

ホーチミン主席の父親であるグエン・シン・サック氏のお墓にある蓮池

画像69


ベンチェ省(Bến Tre)省都:ベンチェ市(Bến Tre)

ミトーから約30分の場所にあるココナッツ生産で有名な場所。

画像57

画像60

画像58

1.ココナッツキャンディ工場 Cơ Sở Sản Xuất Kẹo Dừa/Coconut Candy
ホーチミンでメコンデルタの日帰りツアーを予約するとここの工場見学がほぼセットになっている。ココナッツキャンディの作業工程が工場で見れて試食も可能。

バクリュウ省(Bạc Liêu)省都:バクリュウ市(Bạc Liêu)

メコンデルタの他の省と同様、農業を主要産業としながらも、小規模で、エビ生産が有名。2012年国内初の洋上風力発電機設置に成功した。

画像46

1.バクリュウ省洋上風力発電所

画像47

1.地方自治体、省の管理者:決断力とリーダーシップ
2.観光関連の代表者:観光商品を制作
3.宿泊事業者、ツアーオペレーター、旅行関連企業:協働が必要
4.地元の人々:観光業は生活基盤になる
5.観光客:ともに観光商品をつくるパートナー

2.Cao Văn Lầu氏の博物館
Đờn ca tài tử Nam Bộはベトナム南部の民謡音楽で、UNESCOの重要無形文化財にも登録されている。漫画のように観光名所を紹介しているパンフレットは面白い。

画像35

画像36


ティエンザン省(Tiền Giang)省都:ミトー市(Mỹ Tho)

ホーチミン市から約1時間30分。ミトー市場やヤシ教団の寺(ミトー市内から船で20分のフン(Phụng)島にある)、ヴィンチャン寺(永長寺)(涅槃像と中国×フランスの建築美)で有名。メコン川で養殖されている「象耳魚」のカー・タイ・トゥオンが名物料理。身はライスペーパーで巻いて食べる。

キャプチャjjj

1.禅寺 Thiền Viện Trúc Lâm Chánh Giác/ Chanh Giac Zen Buddhist Temple

画像42

一番有名なのはダラット、あとはカントーやドンタップ省にもある。ここのTruc Lam Zen Buddhist Templeは、メコンデルタで一番大きい。


チャーヴィン省(Trà Vinh)省都:チャーヴィン市(Trà Vinh)

クメール族の人々が多く住んでおり、クメール寺院とAo Bà Omという沼が有名。

画像70

画像41

カマウ省(Cà Mau)省都:カマウ市(Cà Mau)

メコンデルタ最南端の岬がある省。動植物園、水上マーケットなども有名。

画像50

画像51

1.カマウ岬国立公園 Vườn quốc gia Mũi Cà Mau/ Mui Ca Mau National Park
最南端の碑がある場所までは、カマウ市内からもまた3時間半ほどかかるため、カマウ市発のツアーが人気。

キャプチャ1111111111

2020年4月8日:約4か月に渡って写真選定、ホームページ検索、英語とベトナム語の表示検索、情報収集(オンライン4割、紙媒体2割、現地3割、人1割)を行ってきて、他の翻訳やウェブサイト広報、イベント出展等の仕事の合間にちょこちょこと付け足して、ようやく形に。過去のnoteを振り返りながら、noteを検索していると、他の人々のnoteも気になり、何をやっていたか忘れるときも。引き続き、観光地の紹介はもちろん、テーマ性に添ったメコンデルタの「遊び方」「生き方」をご紹介できますように。

以下、メコンデルタのあるある地図。

画像75

画像76

画像77

画像78

画像79

画像80


この記事が参加している募集

私のイチオシ

創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி