You & Me

暇さえあれば、7 MEN 侍の矢花黎さんのことを考えている。はっきりとうつつを抜かしていると思う。自分は熱量おかしいタイプの人間ではあるが、相手の生活圏に入りたい人間ではないことを最初に書いておきます。太陽をまともに見ることはできない。危ないから。

矢花くんの良さを挙げると、フェネックに似ている切長の目、細長い佇まい、癖毛なところ。そして一番は、声がとてもよいところ。喜怒哀楽その他、あらゆる感情をどんなボリュームで表現しても、こちらが聞いていて嫌な気持ちになる音（帯域？周波数？？）が、まったくこの人からは出てこない。この声に私はやられてしまった。

ほかに、こういう魔法の声をお持ちなのは、スピッツの草野マサムネ氏やグレンスミスやdetune.の郷拓郎氏、原マスミ氏がいる。一度聴いたら忘れられない柔らかい響き。矢花くんもまた、素晴らしい声というギフトを持って生まれてきた人間だと私は思う。

このコロナ禍、嵐の大野智がいない世界にポンと放り出されてしまい、自分が今やっているような無名バンドは発表の機会を全て失い、友人たちには誰にも会えず、大好きなコンサートや映画にも行けず、このままでは労働にまみれて心が死ぬばかり。何とかしなくてはいずれ死ぬ！生きられない！！！と、藁をも掴む思いでさまざまな配信や動画を観ていくうち、ようやく心の安住となる人にたどり着いた。よかった。何の屈託もなく応援できる存在にようやくめぐりあえたという気がしている。

では、ちらっと出てきた大野智さんは違うのか？と気になる人もいるだろう。大野くんにはついにお目にかかれることはなく、お休みに入ってしまったので私の知っている大野くんはモニターの中の人物。同じ空間に立ち、空気を揺らして自分の耳に彼の声が届くことは今のところはない。彼はとても親しみを感じさせてくれる人で、ファンに大きな愛を示し、いろいろな葛藤を抱えながら、私たちが好きな大野くんでいてくれたし、わたしたちと同じ普通の人間であろうとしてくれた。恨みごとはなにも無い。しかし急にいなくなる喪失感は予想を超えていた。寂しさというのは本当に恐ろしいものです。

人がアイドルを好きになれば、周囲はリアコだ面食いだ、大幅に歳下が対象であれば、ショタだなんだというが、たとえそれがどんな人物が対象であったとしても、自分の好きな人間との関係は全部You &Meでしかない。誰がどう見ているか、関係性のカテゴライズなど心底どうでもよい。この世にはYouとMeしかいない。誰かを愛して生きていくならこの基本を忘れてはいけない。

みんなでせーの！！You &Me！！！

これには元ネタがあるから、まあそれは各々調べて見てほしい。