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木のような人でありたい。

風が吹いていた晴れの日の散歩道、
木に目が留まった。

太陽のエネルギーを
素直に受け取りながら
風のリズムに合わせてゆらゆら
葉っぱたちのダンスが愛おしい。

風が吹いても
雨が吹いても
雪が吹いても
しっかりした軸で動じない柱が頼もしい。

小さい小さい種から始まり
少しずつ少しずつ根を広げ
見えないところで
全体を支えてくれている根っこが尊い。






再び
春。。

大自然のサイクルに息を合わせ
不平不満もなく
抵抗もなく
流れに任せ、順応する謙虚さ。

枝を伸ばし
葉や花を咲かせ
実を創り
成長し、変化し続ける根気や生命力。

周りの木と闘ったり
比較することなく
本命を尽くすことに
全てのエネルギーを注ぐ穏やかさ。

強い日差しから
突然降って来る夕立から
動物たちや人達を
休ませてくれる寛容さ。

根、枝、葉
あらゆるところを使い
汚れた空気を吸い取り
クリアな空気に浄化する清さ。

根、枝、葉、花、実、
全存在を使い
動物たちや人達と
分かち合う大らかさ。

死を迎える時も
惜しむことなく
土への栄養分になり
家具、建物、紙となり
形を変えまた捧げ続ける。

見返りを求めず
主張やアピールもしない
ただただ
極自然にそうである。

生き方そのもの。
在り方そのもの。

木のような人でありたい。

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