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【3分で学べる偉人の名言】 成長したければ「恐れろ!」「苦しめ!」そしてそれを「乗り越えろ!」と背中を押してくれる“マズロー”の名言


人は成長のために進むか安全を求めて退却することも出来る。
成長するためにはこの判断を繰り返さなければならない。
そしてその度に恐れも克服しなければならないのだ。

アブラハム・マズロー

本日は「マズローの欲求5段階説」でお馴染みの米国の心理学者「アブラハム・マズロー」の言葉。

「マズローの欲求5段階説」については、道徳だか倫理の授業で習ったと思う。

簡単におさらいすると、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という自己実現理論をもとに、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものだ。
※詳しく知りたい方はWikipediaの「自己実現理論」をご覧いただきたい。

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私自身は有難いことに基本的に満たされている(と感じている)ので、自己実現欲求が高い状態にあると感じている。

この段階にいる人は、「自分の持つ能力や可能性を最大限発揮し、具現化して自分がなりえるものにならなければならないという欲求」に駆られるらしいのだが、まさしく今の私がその状態の真っ只中にある。

恐らくこの記事を読まれている多くの方(想定読者30代以降)は「自己実現欲求」か、あるいはその上にある「自己超越」の段階にある方が多いのではないだろうか。

この「自己超越」の段階とは、マズローが晩年に発表したものらしく私は知らない概念だった。

ちなみに、Wikipediaによるとこの「自己超越」をしている人の特徴として、以下のようなものが挙げられている↓

1.「在ること」 (Being) の世界について、よく知っている
2.「在ること」 (Being) のレベルにおいて生きている
3.統合された意識を持つ
4.落ち着いていて、瞑想的な認知をする
5.深い洞察を得た経験が、今までにある
6.他者の不幸に罪悪感を抱く
7.創造的である
8.謙虚である
9.聡明である
10.多視点的な思考ができる
11.外見は普通である (Very normal on the outside)

Wikipedia「自己実現理論」のページ内より引用

私の人生における目標に「元気で面白いお爺ちゃんになる」というものを掲げているだが、そのゴールに辿り着くためにも「自己超越」の領域に是非とも到達したいと思う。

さて、本日の名言を見てみると、マズローの自己実現理論に沿って「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」ためには「安全」だけを求めていてはダメだということがわかる。

自分がどの段階にいようが、そこから成長するためには「安全の欲求」や「生理的欲求」という幸福の土台となる欲求に揺るぎが生じる可能性が出てきてしまう。

しかし、成長するためにはその度に“恐れ”を克服する必要が出てくるとマズローは教えてくれている。

人間は「ホメオスタシス(恒常性)」という働きによって、体温や免疫機能などが一定の状態に保たれるように出来ており、これは心理的にも作用して「変わりたいけど変われない」という現象を引き起こすとされている。

心理的にこの「ホメオスタシス」が作用することで、「快適な仕事」や「快適な人間関係」などといった“コンフォートゾーン”から抜け出すことができなくなるといったことが起こるそうだ。

なので、「ランニング」や「筋トレ」、「ダイエット」や「英会話トレーニング」など、“自分を高めるため”に新しいことを始めようとしても、この“コンフォートゾーン”から抜け出すことができなければ「3日坊主」になったり、「明日から始めよう」といつまでも先延ばしにして結局やらない自分に自己嫌悪してしまうという悪いサイクルに入ってしまうのである。

私はこのコンフォートゾーンから抜け出す方法をいくつか学び実践することによって、少しづつ新しいことを習慣化していくことができるようになってきつつある。

話を戻すが、「成長しよう」と思い、新しいことに挑戦すると必ずこの「ホメオスタシス」が作用して、「苦痛」や「居心地の悪さ」を感じてしまうことになる。

逆を言えば、その「苦痛」や「居心地の悪さ」を感じることができれば「成長している最中である」と捉えることができる。
※目的を持って変わろうとしている場合に限る。ただ受動的に与えられ続ける「苦痛」や「居心地の悪さ」であれば、急いで逃げよう。

私も現在、会社内の「システム推進部」に異動してからというもの、慣れないパソコン関係の作業に毎日四苦八苦している。

基礎的な用語ですらもよくわからないので、チンプンカンプンで頭がショートしてしまいそうなのが正直なところだ。

ただ、この状態も「成長の真っ只中」にあると信じて、本日もコンフォートゾーンから脱却するために喜んで頭に汗をかきながら過ごしたいと思う。

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