【3分で学べる偉人の名言】 『DEATH NOTE』 の「ニア」から学ぶ、常識を疑うという生き方
本日も漫画からセリフの引用である。
今回紹介しているセリフが出てくる漫画の『DEATH NOTE』もかなり有名な作品で、連載当時は私も友達から貸してもらい熱中して読んだ記憶がある。
物語のざっくりとしたあらすじはWikipediaにおまかせしようと思う↓
内容が人の命に関するものであり、それに加えて「正義とは何か?」というテーマが物語を通して読み手側に問いかけられるので、読み進めながら何度も「あれ?これどっちが正しいんだろう?」と「正義」についての価値観が大きく揺さぶられた人も多かったのではないだろうか。
少なくとも私は今まで持っていた「正義」という固定概念に強烈な一撃をお見舞いされたような気持ちになりながら読んでいた。
実際に犯罪者をデスノートで容赦なく裁き続ける主人公「夜神月(やがみらいと)」を称賛し、事件を起こしてしまう人が出てきたり、自殺者が出てきたりしたようだ。
小中学校で『DEATH NOTE』が流行していた中国では、「子どもの人格形成への影響」を理由に中国当局が全て没収するといったことにまで発展した。
本日は、そんな人々の心に様々な思いや疑問を抱かせる『DEATH NOTE』の中から、主人公を追い詰める「ニア」という天才少年のセリフに注目したい。
本日冒頭で紹介したセリフからは、「周りが何と言おうと、自分の頭で考える」という「意志」と、そこで自分で導き出した答えに向かって突き進むという「決意」が感じられる。
この姿勢は「哲学者」の生き方そのものだと思う。
哲学者は「常識を疑う」ことで、人間にとっての新しい価値観を見つけ出し、その生き方を信じて実行したり主張したりする人だと思う。
なので哲学者が見つけた様々な新しい価値観が大衆の心を捉え始めると、時の権力者によって処刑されたり失脚させられたりする歴史が繰り返されている。
この漫画の中でもニアが「常識を疑う」ことで推論を深め、時の権力者となっていた主人公(夜神月)を命懸けで追い詰めていくという構図になっている。
このように、既存の価値観や常識に疑問を抱き、新たな価値観を提唱・実践するという生き方は、それがどんなに小さな組織の中であっても大きな批判を伴うことが多い。
それを百も承知の上で「自分の意志を信じて行動し続けた人」が幕末の日本には沢山いたのだ。
日本でとても大切にされている「和」という言葉は、世の中が安定していて変化を想定していない状況ではとても効果を発揮するのかもしれないが、変化の渦の中にいる状況ではこの「和」という言葉すら疑わなければいけないのかもしれない。
私は哲学が好きなので、「常識を疑う」という姿勢ももちろん大好きでなのである。
それでもサラリーマンでいる間は、会社と上手く折り合いをつけながら組織の中で処刑(クビに)されることのないように抜群のバランス感覚を発揮しながら働いていかなければならない。
哲学者のように生きようと思った場合、起業するのが最適解だと思う。
ゆくゆくは今の常識に対してアンチテーゼを投げかけるような仕事や働き方を提示し、「こんなふうに社会に貢献する方法もあるよ?」という新しい価値観を世間に投げかけるような会社を生み出していきたい。
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