見出し画像

【3分で学べる偉人の名言】 「プーさん」の“器の大きさ”から学ぶ


「たとえすべてが失敗しても、お昼寝をしよう」

くまのプーさん

見た目にも私たちを癒してくれるプーさんだが、その発言にもとても癒されるものがある。

そして、大切なことも教えてくれる。

私は「ライフネット生命」の創業者であり、立命館アジア太平洋大学学長をされている「出口治明」さんが好きで、その著作も何作か読ませていただいているが、その著作の中でくまのプーさんと同じようなことを述べている。

 とくに仕事や公式の場では、ひたすら「真面目」が尊ばれ、「笑い」や「おふざけ」や「いたずら心」などの遊び心はタブー視される傾向があります。しかし、あらゆるイノベーションの生まれる素地は、実はこうした遊び心からなのです。
 逆に、額に青筋を立ててひたすら「真面目にせなあかん!」となったら、ロクなことになりません。視野が狭くなり、四角四面な発想しかできなくなります。

出典 「人生の教養が身につく名言集」 出口治明

この本の中では「例え」として東日本大震災のときの首相の対応を挙げている。

その時の首相は官邸のソファに寝泊まりして、飲まず食わずで指揮をとっていたそうだ。

それを知った出口さんは「これは、しんどいな」と思ったとのこと。

その理由は、「非常事態においてこそしっかり眠り、しっかり食べて、心身ともに健康な状態を保たなければ、適切な判断ができないから」ということだそうだ。

睡眠不足の状態で国を左右する判断をしようとしていた当時の異常性を客観的に見ていることがわかる。

出口さんは、「仕事でもプライベートでも、深刻にならないほうがいい」、「それより、たくさん食べて、大いに笑って、ぐっすり眠ったほうがいい。そして、スッキリしたら翌日からまたゼロクリアして一生懸命働くほうがいい」と、まさにプーさんの生活をモデルにしたような生き方を推奨されている。

「そんな考え方ができたら苦労せんわ!」という人もいるとは思うが、そういう人こそ「お昼寝」が足りていないのかもしれない。

困った事があったとき、悩んでいるとき、苦しいことがあったときこそ、意識して自分を労ってあげることで良いアイデアが生まれたりするものなのかもしれない。

ピンチなときこそどっしりと構えている姿は、なんだか憧れるものがある。
※もちろん、実力のある人に限っての話ではあるが

そんな器の大きい人間になりたいものだ。

というわけで、本日も無理なく、最高の状態でパフォーマンスを発揮していこう!と朝から気合を入れてこの記事を書いている。

そういえば、私と同じヘアースタイルの偉人、「一休さん」も同様のことを言っていたなと思い出す。

「あわてないあわてない。ひと休みひと休み。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?