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大急ぎでロンドン|ロンドンモンサン2016 #2

前日の行程:
英国紳士にロンドン自慢されるも、まだいいところを見つけられていない。

ビッグベン 悪い顔

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翌日にはユーロスターでパリに向かうため、ロンドン市内の観光は実質この一日のみ。とりあえずロンドンの顔であるところのビッグベンに到着のご挨拶。中に入るわけではないので、外観を眺めながら、ウエストミンスターの鐘(学校のチャイムでおなじみのアレのオリジナル)が流れるのを待つ。

が、いつ流れるかろくに調べていないので、手前の広場(パーラメントスクエア、というらしい。)を見学。

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チャーチルやロイド・ジョージ、ガンジーなどの歴史的人物の銅像が立ち並ぶ。

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特にチャーチル、ゴッドファーザーもびっくりの悪い顔をしている。「ブルドッグ」というあだ名は伊達じゃない。

バッキンガム宮殿 衛兵交代しない

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ロンドンと言えば、バッキンガム宮殿の衛兵交代式である。そんなわけで、宮殿前は、全世界から訪れた人たち。

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閉ざされた門の先、宮殿入り口の扉で、謎の黒いフサフサ帽子を被った衛兵がいた。観光サービスなのか、ダンッ!と足を踏み鳴らしたり、数メートル行進をしてみせたりしている。おぉ、これがエリザベス女王を守る衛兵。

しばらくこの衛兵を眺めていたものの、衛兵交代が始まる様子はない。どこかに時間が書いていないかと探すと、日本語を含む各言語で書かれた案内を見つけた。

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次回の衛兵交代「TOMORROW」

衛兵交代は2日に1回らしい。(4月から7月は毎日)

衛兵交代が見られないことが分かったので、バッキンガム宮殿を後にする。と、その途中で馬に乗った騎兵隊と出くわす。

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やはり歩兵よりも騎兵隊と、無茶な理屈で納得することにした。

ナショナルギャラリー ちゃんと美味しくない

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ナショナルギャラリーは、日本語で言うところの国立美術館。教科書で観たことのある絵画が並ぶ。特に有名なところでは、ゴッホの「ひまわり」。

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超有名な「ひまわり」だが、ルーブル美術館の「モナリザ」とは違い、他の絵画と並列に並んでいるあたり、違いが見えて面白い。

ヨーロッパの美術館としては珍しい、王侯貴族の美術コレクション由来「ではない」美術館で、美術収集家や個人からの寄付から始まったらしい。それが関係するかしないかは分からないが、入場料は基本無料。素晴らしい。

中のカフェで軽く食事。

・・・良かった。イギリスの食事はちゃんと美味しくない。

大英博物館 さすが大英帝国やることがアレ

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世界最大の博物館の一角、大英博物館。大英帝国が世界各地から勝手に持ってきたシリーズ。

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ライバルにあたるルーブル美術館がもとが宮殿なのに対し、こちらは近代的な建築。ロビーエリアは広大な敷地とガラス天井で、室内を明るく広々と照らす。

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有名な所蔵品だらけな中、誰しもが聞いたことのあるものとしては、ロゼッタストーンがある。ナポレオンがエジプトから持ち去り、フランスからイギリスに渡ったもので、その歴史的経緯が面白く、さらにヒエログリフ(古代エジプト文字)解読のきっかけともなったもの。

見た目はよくある石碑だが、その背負っている歴史はかなり重い。ちなみに現在ではエジプトが返還要請をしているというのも面白い。

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大英博物館のは、図書館機能も有しているようで、研究室のような展示室もあり、雰囲気が最高。

テート・モダン 現代アートの元祖

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テムズ川畔の近現代美術館であるテート・モダン。元は発電所で、シンボルである99mある塔はその名残。

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見どころは、現代アートの元祖と言われる、マルセル・デュシャンの「泉」。

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ただの小便器にサインをして展示しただけ。それまであった美術の枠を越えようとしたという経緯に価値が見出されるという現代アートの始まり。理解できるような理解できないような、という感覚ではあるものの、有名な作品であることは間違いないので、じっくり鑑賞。

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また、テートモダン内部は、元発電所だけあって広大。1階のショップで販売されているテートモダンオリジナルグッズが人気で、以前訪れたことのある友人曰く、テートモダンのバッジをつけてロンドンを歩くと、アート好きのロンドン人に親しく話しかけられるらしい。

話しかけられなかったけど。

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テート・モダンを出た後、夕暮れのテムズ川畔を散歩しながらホテルに向かう。夕焼けに染まる川や建物が美しい。

明日は9と3/4番線ホームからフランスへ。


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