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そのプロジェクト、「居場所」としてはどうですか?

はじめまして。PIVOT R&Dの栗林です。
プロジェクト管理や業務要件定義を担当しています。

業務では、PMを担当することが多いです。さらに、私自身が関東から福岡へと移住した身であるため、リモートワーク生活が長かったり、二児の母でもあるためライフワークバランスに苦心していたり、最近は大学院に通い始めたりと、色々とネタ多き人間です。

そのせいか、コミュニケーションやダイバーシティについて考えることが多いので、それらと開発現場の諸問題を絡めてお話していきたいと思います!

会社のブログでもこのあたりのお話をさせていただいているので、お時間あればぜひ読んでみてください。


さて 突然ですが…みなさんは「プロジェクト管理」、得意ですか?
今まで、「今回はプロジェクト管理がめちゃくちゃ上手くいったな!」という手ごたえを得たことはありますか?

正直、私はないです…!いつも反省や失敗ばかりです…!

一方で、「大変だったけどがんばれた」プロジェクトというのも、長年やっているといくつかありましたよね?

そこで、私なりの「プロジェクト」観を、これから考えてみたいと思います。実務でプロジェクト管理を担当されていない方にも、仕事や日常の中で役立て頂けると嬉しいです。

メンバーの力を引き出す?!「居場所」としてのプロジェクト

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プロジェクトを管理するためのポイントは、PMBOKなどにすでに要点がまとめられています。が、最近、よく思うのは「プロジェクトを実施するのは、結局『人間』なんだよなあ」ということです。

「人間」であるがゆえに、体調やモチベーションなどの不測の事態も起こりえるし、逆にメンバーやユーザーのためにもう一歩のクオリティを追及したりすることもあります。

どちらもPMとしては、リスクやコストとしてバランスをとらなければならないわけですが、クリエイティブと呼ばれる我々の仕事では、そういった人間らしい力が、健全な原動力を生み出しているのも事実です。

人間らしい力を引き出せるかどうか、それは、プロジェクトが「居場所」として機能できているか、にかかっているような気がします。

「心理的安全性」が居心地アップのカギ?

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似たようなことは、すでにGoogle社が「心理的安全性」という言葉を使って説明してくれています。

ここで語られているものが、「居場所」の心地よさを決めるキーワードだと思います。

心理的安全性を高めるためにできることは何か、というのも、すでに明記されていますが、大事な部分は、シンプルな話だと思います。個人的には以下のように考えています。


1.聞かれたことに、ちゃんと答えよう。

はい、あたりまえのことですね。でも、本当にできているでしょうか?

特に今はリモートワークも盛んになり、チャットによる会話がメインで、メンションまみれになっていることも多いと思います。自分にとって大事な話を優先するのはいいのですが、レスしないままで放置している会話はないでしょうか?

対面ではしないことが、チャットだと簡単に起きます。レスがもらえなかった相手は「今忙しいんだな」と理解を示してくれるかもしれませんが、何回も続くと確実にストレスになります。
逆に、少し遅くなっても確実に返信くれる人には、信頼感が生まれます。

2.相手の話を聞いたら、そう考えた理由を聞いてみよう。

これは、最近私が、人との関係性づくりで重要だなと感じていることです。
肯定するにせよ否定するにせよ、考えの理由を聞くことは、相手のことを知る良いチャンスです。そして、それは相手にも伝わります。「この人は、自分のことを知ろうとしている」と感じることは、多くの場合、居場所とのつながりを強めると思います。


「傾聴」や「信頼」を実現するなら、まずはこの2点を意識してみてはどうでしょう。

この視点だけでは、プロジェクトは成功しません。でも、「人間らしい力」が引き出せる場をつくっているかどうかは、プロジェクトに参加する私たち自身のためにも、無視できない要素だと思いますが、いかがでしょうか?

「心理的安全性」という言葉をあてはめると専門用語っぽく感じてしまいますが、特別なスキルというわけではなく、心がけていれば十分実践できることなんじゃないかな、と思います。



私たちPIVOTはユーザーの使い勝手を一番に考えたモノづくりをしています。作り手である私たち自身が、適切なコミュニケーションをとり、お互いのパワーを引き出しあえる環境を整える、というとは当たり前ですが、改めてとても大切なことですね。


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