PIVOT エディターの仕事

PIVOTでは、今後のビジネスと組織の拡大に向けて、メンバーを募集しています!

一緒に働くメンバーが、どんな仕事や働き方をしているのか?
具体的なイメージを持っていただけるといいなと、4本連続で投稿していきます。

<第3回目> エディターの仕事

会議中の三谷

寄稿:三谷 弘美/エグゼクティブ・エディター
日経BP(入社時は日経ホーム出版社)にて月刊誌「日経ウーマン」「日経ヘルスプルミエ」「日経おとなのOFF」の編集に携わり、「日経トレンディ」編集長を経てPIVOTに参画。日経トレンディの看板企画「ヒット商品ベスト30」のデスク・編集長を5年間担当し、消費トレンドを研究。3児の母。クラシック音楽好き。

1. PIVOTで直近やった仕事でお気に入りは何ですか?

これまで取材してきて知見のある教育、マネー、Web3、マーケティングなどの記事を進めています。
今のPIVOTはチームで一つの特集に向けて動くほどの規模ではなく、それぞれの編集者が自分の得意な記事を、ライターさんなど外部スタッフと一緒に進めています。

ただし、一匹狼の集まりではありません。編集者同士、また、映像チームのメンバーと、「こういうことをやろうと考えているけどどう思う?」とブレストしながら、先の企画を膨らませています。

2. 何をきっかけにPIVOTに入りましたか?

新卒で日経BP(当時日経ホーム出版社)に入社し、約20年間月刊誌の編集に携わっていました。雑誌編集という仕事を、私は天職だと思っていました。

雑誌編集の仕事で最も大事なのは、「愛」です。青臭いことを言うようですが。
取材して心から感動したことを、愛情を持つ媒体で大事に読者に届ける。そして一人の読者の決断を後押しできたとき、すべての疲れが吹っ飛ぶ。そんな仕事です。

すべての編集者は編集長を目指すべき」だと思っているのですが、私自身が編集長になって1年が過ぎたときに、悟ったのです。
「今の編集スキルだけでは、あと30年この仕事を続けることはできない」。

有名メディアの編集長の看板を下ろし、別の業界やメディアで修行しよう。そう決意して、20代の時に一緒に働いていた先輩で一流のフリーランスライターの宮本(2021年夏にPIVOTの創業メンバーとして参画)に相談したところ、「PIVOTはどう?」と声をかけてもらい、佐々木と会うことになりました。

佐々木は、PIVOTでやろうとしていることを熱く語ったうえで、こう言いました。「自分で起業せずに、安全な場所からビジネスを解説する記事を書くこと自体、おこがましいと思った」。

私にもそれが欠けているんだと思いました。何も捨てずに、何かを決断する人を応援することはできない。
それが「PIVOT(自分の方向転換という意味でも)」を決断した理由です。


3. 仕事でPIVOTだからこそ楽しいと思えるのはどんなときですか?

PIVOTならではの楽しさを最も感じられるのは、映像のプロ、アプリ開発のプロフェッショナルがすぐ隣にいて、一緒に仕事ができるときです。

雑誌編集をするうえで最も感じていた課題は、SNSでの短い動画に慣れた次世代のビジネスパーソンに、情報を届けることができないという点でした。

取材先で「この感動、映像のほうが伝わるな」と思ったことや、「こんなアプリがあればいいのに」と感じつつもあきらめていたことが多くありました。

PIVOTは、映像とテキストが同じアプリの中に混在する、稀有なメディアです。お互いリスペクトしている少数精鋭のプロフェッショナル集団で、いろいろな実験ができることに刺激を受けています。

4. PIVOTに入ってびっくりしたことがあれば教えてください。

スタートアップなのに、人事、総務のプロフェッショナルがいて、会社としての形が最初からしっかりできていることです。
全員で行うワークショップや研修は、大企業でも経験しなかった有意義なものが多くあります。

自分の仕事面で驚くのは「拍子抜けするほど、編集者としてやるべき基本動作は同じ」ということです。
スタートアップ未経験の編集者の方も、怖気づくことはないです!

5. ある一日のスケジュールを教えてください。

6:00 起床 上2人の子のお弁当と朝食用意、送り出し
7:00 ニュースをざっとチェック
8:00 下の子を送り出し、家事を適当に
9:00 仕事開始。企画書づくりなど
11:00 オンライン会議
12:00 外食で一息
14:00 ランチ後に移動して取材、ライターと打ち合わせ
17:00 写真整理、下調べなど細かい仕事を外のカフェで
19:30 終業、そのまま下の子の塾のお迎え
22:00 子どもの面倒を終えてドラマ鑑賞

6. 新メンバーに任せたい仕事は何ですか?どんな人に向いていると思いますか?

PIVOTはまだまだ完成しているわけではなく、来た人によって形が変わっていくと感じます。
カオスや予定変更に強く「まずやってみる」というフットワークの軽い編集者に合うと思います。

・広義の経済・ビジネスの中で、夢中で追いかけられる分野がある
・その分野で、大手メディアの看板がなくとも会える人脈を持っている
・一人で仕事を完遂できる「自走力」がある
・自分の記事をなるべく多くの人に届けたい情熱がある
・新しいもの、スタートアップに興味がある
・環境が整っていなくても、自分でなんとかクリアすることを楽しめる

こんな人が合っていると思いますが、経験が足りなくても、「やってみたい」という気持ちが一番大切です!

<CEO 佐々木さんより>
私は記者としてキャリアを始めた後、過去15年にわたり、エディターを務めていますが、「エディターとは何か」と問われたら、いまだに口ごもってしまいます。

2年半前に『編集思考』という本を世に送り出したのですが、今、同タイトルで書き直したら、全く違う内容になるかもしれません。
それくらいエディターというのは、時代に応じて融通無碍に変化するダイナミックな仕事なのです。

PIVOTでエディターを務める醍醐味は、時代の風を全身で受け止めながら、最先端を走るビジネスパーソンやクリエーターとともに、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤できることです。

組みたいと思った人とは、会社や分野の枠を超えて、誰とでも組めます。映像と活字と音声の壁もありません。そんな自由なキャンパスでコンテンツを創り出したい方のご応募を心よりお待ちしております。



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