行きつけの喫茶店の話
おはようございます、piroroです。
今日を乗り切れば三連休。
特に書くネタも思いつかないので、月2、3くらいで行ってる喫茶店の話でもしようと思います。
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その喫茶店は買い物の帰りに行く、こぢんまりとした個人店である。
駅前のスタバやタリーズも良いのだが、スタバも値上げして、地方とは言えチェーン店で人も多い。
故に、いつも通うにはイマイチ落ち着かなかった。
そんな自分に、昨年夏頃から通っているお気に入りの喫茶店ができたのだ。
私は元転勤族だったので、中々常連と呼べそうな店ができても引っ越さないといけなくて、寂しい思いをしてきた。
齢28にして実家に帰り、今こうして行きつけの店ができたことが嬉しく感じる。
マスターと奥様?の2人で切り盛りしている喫茶店。
1階のカウンター席とテーブル席、隠れ家のような2階もある。
ここのマスターは寡黙な印象の人であるが、「熱いですから気をつけてくださいね」とか「美味しいですよ」などと言いながらコーヒーを出してくれるのだ。
ほんの少しの挙動にも、お客のことを想ってコーヒーを淹れてくれてるんだな、と見て取れる。
少数派なのは自覚しているが、実を言うと私は飲食店で「美味しいですよ」と言いながら出してくれる店にかなり好感を持っている。
何なら食べている途中に「美味しい?」と聞いてくる店主とか、ほんまお茶目で好き。それだけ愛情を込めて自信をもってお客に出してくれてるんだなって分かるから。
夏場ならコーヒーフロートも良い。
コーヒーフロートの横にちょこんとシュガーシロップがあるのもまた、良いのだ。
この「甘さはご自由に調整してね」感。
客に委ねる自由度が高すぎるんよ。
私はほんの数滴だけシロップを入れるのが好みなので、いつも通り微糖のコーヒーフロートを頂くのだ。
そしてコーヒーを飲み終えてしばらくした後に、梅昆布茶を出してくれる。
まさに大人の味である。
今だから言えるのだが、この店に通った当初は、梅昆布茶があまり得意ではなかった。
これまで行っていた喫茶店に梅昆布茶を出す店がなかったことも大きいが、猫舌な自分には熱くてしょっぱくて、はじめのうちは一口飲んで残してしまったこともしばしばだった。
だが、ある日を境に何故か抵抗なく飲めるようになった。
ナガノ作品風に言うと「Babyな気持ち」ってやつになれた。
大人の味である梅昆布茶でBabyな気持ちになれるのかと思うじゃん?
なれるんだな、これが。
年齢的にも明らかなる大人なのに大人になりきれてなかった私が、ようやく味覚的にも精神的にも大人になった証なのかもしれない。
また、これは余談であるが、この店に行くとあつ森の「喫茶 ハトの巣」を彷彿とさせる。
あつ森に出てくる鳩のマスターと、この店のマスターの雰囲気がどことなく被るのだ。
冷静に考えれば現実の喫茶店の店主を鳩の姿のマスターに重ねるのは少々失礼なのかな?
だが事実、私はあつ森でコーヒーを飲む度に、現実で通っている喫茶店を思い起こすのだ。
今も、そしてこの先も喫茶店で喉を潤し、心を癒していくのだと思うと、いつまでもこの街に居たいと思うようになった。
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今回は、お気に入りの喫茶店を、自分の語り口で話してみました。
皆さんも、行きつけの喫茶店や飲食店があれば是非コメント欄で教えて頂けると嬉しいです。
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