2週間ぶりにオフィスに行って思ったこと

完全リモートワークに切り替えて2週間が経ちました。

台湾ではまだまだリモートワークを実施している会社も少ないですし、私が働いている会社でも個人の裁量でリモートも出社も選べますが、完全リモートを選択する人は今のところ私を除いていません。

それでも本当にフレキシブルに今日はリモートします！とかその辺の柔軟性はあるので良いな〜と思います。

そして今日は約2週間ぶりに出社をしました。2週間前までは当たり前に出社していたのにも関わらず、この2週間で色々考え方も変わり物事の見方も変わってきたのでその辺のお話ができればと思います。

リモートに切り替えて大変だったこと

人間にとって慣れというのはすごく大事というか、すごい省エネのための能力だなと強く感じます。

というのも、私は出社時に電車と徒歩で会社まで行きますが、電車の中では読書をして、ちょっと遠目の駅で降りて15分ほど歩きながら音声読書をして会社に通ってました。

多くの人にとっては通勤というのは苦痛かもしれませんが、私にとって通勤とは毎日定期的に読書と運動をする時間であり個人的にも好きな時間の一つでした。

しかし、リモートに切り替えるとその時間が消滅してしまいます。もちろん自由な時間は増えますが、逆にいうと強制される時間がない分、自分で意識して運動と読書の時間を取らなければなりません。

リモートを始めてからはそれが少し大変でした。家から出ない分自分の時間が増えると考えがちですが、人間どうしてもその分時間を無駄にしてしまうのです。

僕も初めはうまく運動や読書の時間が取れなくて苦労しましたが、ようやく毎日のジョギング及び読書の時間を確保できるようになってきました。

大変なのはそれくらいであとはリモートの良さを存分に享受しているというか、「自分の時間」というのを意識できるようになったのはすごくよかったです。それまでは会社でも常に仕事しなきゃ、、という意識でした。

あ、あと大変なことを付け加えるなら朝の電車の時間がなくなったので起きるのが10~20分遅くなってきました笑

2週間ぶりに出社して思ったこと

先ほども述べたように、2週間前までは当たり前のように出社していましたが、ここ2週間で色々考えが変わったなと思いました。

1つは通勤(電車)のストレス。通勤中も読書をしたり自分の時間を過ごせてるから特にストレスはないと思っていましたが、やはり久しぶりに電車に乗るとそれだけでストレスがありますね。

読書をしても他の人の会話(台湾では特に大声で通話をするので)が気になったり、思ったより自分が集中して読書できていないんだなと思いました。

それから会社まで15分歩く時間も思ってより、エネルギー消費効率が悪くて20分のジョギングの方が圧倒的に効率がいいなと思いました。

今回会社に行った目的ですが、私の席を完全に撤廃すること。

元々自分のデスクというのは既になくなり、立ち会議席の一角を間借りしていたのですが、それも完全に撤退しオフィスで完全に自分の場所というのを無くしました。

それに対して特にどう思うこともなく、思ったのは働く環境に人がいることが不思議だなあと思いました。

大袈裟だと思う人もいるかもしれませんが、リモートに慣れると1人でいることが当たり前になるし、会議もzoomなどが中心なので人と会うことがすごく不思議に感じられます。

あとは細かいことですが、会社では訪問者であったり、シュレッダーの音など色々気になる音がするんだなあということを改めて思いました。

端的に言うとオフィスが自分の仕事を引き出せる場所ではないなという感覚がありました。

リモートと出社どっちがいいの？

結局この答えは完全に人によると思います。

ただ、自分が答えるならリモートが良い！と言いたいです。

リモートがいい！という人の中には少なからず上司や同僚に干渉されない、サボってもバレない的な意見があるかと思いますが、少なからず自分はそんなことはないかなと。

仕事の内容も全てログで記録して誰もが仕事の様子を観られますし、私はサボれたかどうかで喜んでるような退屈な人間ではないと思っています。

では、なぜリモートが好きかというと大きく2つ。
1つは自分の能力を引き出せるから。
もう1つは自分の時間を大切にできるから。

私は仕事の中で仕組み作りなど新しいことを考える仕事が多いのですが、みなさんも経験あると思いますが、考えることって結構環境に左右されるんでよね。

やはり自分の世界に入れる自宅だとその分仕事の進みが早いなと個人的には感じています。

自分の時間を大切にできるというのは仕事の途中であっても脳を切り替えたかったらジョギングに行ったり、昼寝をしたりと自分がしたいことができますし、仕事に縛られているという感覚が少ないので、自分で能動的に選択している感覚がとても心地よいです。

以上の理由で僕はこれからも基本的にはリモートを続けるつもりです。

もちろん人によっては出社した方が良いという方もいらっしゃると思いますし、それはそれで良いと思います。

ただ私が言いたいのは、この多様化した世界でこれまでの働き方に捉われることなくもっと自由に自分にあった働き方を探してみるのも良いのではないでしょうか。