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現代人はコミュニケーションができない

コロナウイルスの影響でリモートワークが開始した方も少なくないのではないのでしょうか?私も台湾で生活しているものの試験的に会社でリモートワークが始まりました。

と言っても自分は1年前はクラウドソーシングとして働いており、半年間ずっと在宅で勤務していましたし、普段もよくカフェで仕事をしたりしていたので、特に新鮮な感じもありません。

巷では早くコロナウイルスの影響が収まり、普段通りの生活が戻ることを期待している方も多いようですが、個人的には元に戻ることは不可能というか、俗に言うニュースタンダードを求める方がより合理的かなと思っています。

おそらくこれからも移動の制限だったり、密を避ける方針はリスクヘッジの観点からも続き、5Gの影響もあり、リモートワークだったり新しい学習方法だったりが今後引き続き発展していくと思っています。

その点はまた別で書きたいと思いますが、今回は新たなスキル、仕事としての役割が求められるようになると言う点について書きたいと思います。

新しいスキル、それはコミュニケーションをデザインする力です。



現代人はコミュニケーションができない

今更コミュニケーションと言われ、肩透かしを食らったり、そんなことはないと思う方は多いかもしれません。

ただ私はコミュニケーションをデザインできる人がこれからの時代でとても強いと思っています。

というのも最近のニュースだったりtwitterなどのSNS上での会話、仕事上でのチャットを見ていて、会話が噛み合っていなかったり、前提知識や背景の違いによるディスコミュニケーション、そもそも対話の姿勢を持とうとしない、ツールが十分に使えないなどITリテラシーの低さにより会話が発生しないなど様々な原因によってコミュニケーションというのが十分に機能していない状況を見てきました。

これまでは当然のように会社や学校に行くことで嫌でも人に会う必要があり、強制的にコミュニケーションを取らざるをえない状況がありました。

しかし、これからの時代は各自が離れた場所で各々のやるべきことをするような時代が到来し、必ずしもコミュニケーションを取る必要というのがない時代に突入していきます。

そうするとどんどん人は不必要なコミュニケーションを取らなくなります。

同僚や上司とのコミュニケーションが極端に減り、誰のためにやっている仕事なのかも理解ができなくなり、次第に仕事を終わらせるための仕事という意識が強くなると思います。

幸福度の観点から見ても誰の役に立っているかもわからない仕事、そこに意義を見いだせない仕事というのはモチベーションや生産性を下げてしまうことは明らかです。

これからは個の時代だ

この言葉を聞いたことがある人は少なくないと思います。一見個人で活躍して成果を出す、という意味に解釈してしまいそうになりますが、私個人的には「これからは個人個人が主体性を持ち積極的に人と繋がりチームを作ることでより良い結果を生み出す」という意味の言葉だと解釈しています。

つまりいつの時代でも最大の成果を出そうと思ったらチームを作りその中で切磋琢磨していくことが近道であるということだと思います。

ただ、これまでは会社の中に入っていたら自然発生的にチームを組まされたり、なんかよくわからない人と仕事をするというような場面が多かったと思いますが、これからは自主的にかつ必要に応じてチームを組み、成果を出し時にはチームを解散する決断をする。

これこそが新しい時代に求められることであり、我々がチャレンジしていかなければならないことであると思います。


個人を引き出す仕事

ただ、冒頭で述べたように私たちはとにかくコミュニケーションスキルが低いということを自覚すべきです。

自分ではコミュニケーションを取れていると思っている人のどれだけが相手を不快な思いにさせたり、チームとして十分に機能させるためのコミュニケーションが取れていないことか。

恥ずかしながら最近まで自分自身もコミュニケーションが取れる人間だから大丈夫!と思っていたのですが、改めてコミュニケーションデザインという物を考えた時に、自分の能力もまだまだ足りない。もっとレベルを上げていかなければと気付き意識しているところです。

もちろん誰もがこのように自分の弱さに気付き改善行動を取れればいいのですが、ご存知の通りそんなにも簡単なことではありません。

そこで必要とされるのがコミュニケーションデザインのスキルを持った人材です。

役割としては人と人の間に入ったり、チームの中に入ることで潤滑油のようにコミュニケーションをスムーズにし、お互いの意見交換や意思疎通を取りやすくしてくれる責任を担います。

個人的には仕事として成り立たせるにはもう一歩踏み込んだ、個人の価値観や信念、文化的背景といった普段見えなかったり、お互いわざわざ知ろうとしなかった部分まで引き出して相互理解をさせるようなそんな人材やサービスが今後発展し求められていくのではないかと考えています。

自分でも研修などでチャレンジしましたが、正直わざわざ他の人の深層まで知ろうとすると時間がかかるしめんどくさいです。

ただ、それを知っているかどうかでお互いの関係の質、延いては仕事の成果の質というのが大きく異なってきます。

それくらい本当に大切で有意義な物です。

今後はこの重要さに気付き実践する企業が増えてくるのではと個人的には思っています。

コロナウイルス後のニュースタンダードの時代には当たり前に取り入れられているかもしれません。

そうであれば、まずは自分のコミュニケーションから振り返ってみてはいかがでしょうか。

いつもありがとうございます。僕は夢や目標に向かって努力する方をサポートしたいと考えています。皆様からの支援はレベルアップするための学習資金として使わせていただきたいと考えています。是非よろしくお願いいたします!!