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二つ生まれる

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「私」 誕生日を足していくと11で2。仕事も二つ まさよとまよの二つのハンドルを持つため「まよまさよ」はそれを合わせたもの、ブログも2つ、インスタも2つ、どちらも超低空飛行でもフ…
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2022年12月の記事一覧

8アイヌネノアンアイヌ

田中先生の話 大学4年生の後期、穴埋めのようにとった単位で、 田中先生(北大文学部教授を退官後、わたしの通う大学に着任してらしたおじいちゃん先生)のクラスに出席していた。 半期をかけて数冊の本を読み、 それについて考察をするという緩いクラスは、 出席わずかでも単位がもらえると評判で、 私のほかには男子生徒が3人、 それもすぐに彼らは来なくなってしまい。 いつしか私と田中先生の「ふたりで雑談」タイムとなった。 おじいちゃんとおばさんはいろんな話をした。 あれは雪の降る日、

7 右の道と左の道

道の先 コンテストに挑むピアニストの様に 指先を握り、手を確かめながら キーボードに向かう。 どの話を書くんだっけ?と 記憶をまさぐる。 昨日寝る前に思い出したことを ずるずると引きずり出す。 自分がすきで ずっと守ってきた言葉。 「右の道か左の道の どちらかの先に花が咲いているんじゃなくて 自分が進んだ道の先に花は咲く」 どちらかが正解なのではなくて 自分が自分の選んだ道を正解にする という潔い教え。 はるか昔、17~8年前の話 たしかVOICE出版の当時の社長が

6 ありときりぎりす

修行 母が死んだのは私が18の時、 商売をしている家でこれは致命的だった。 残されたのは キリギリス以外何者でもない父親と それにそっくりな長女(私)、以下妹弟。 廃業するまでの10年間はなんかもう修行だった。 この修業時代については 普段は思いださなくていいことなので、 それを眺めたり触ったりはしない どうしたって戻ってやり直せないから。 わざわざいじって自分を痛めつける理由も時間もない。 だから気が付いてなかったけれど 今思い起こしてみただけで 喉が詰まったように感

1.私とこのマガジンについて

「私」 数秘術でいうと11で2。 仕事も二つ まさよとまよの二つのハンドル 「まよまさよ」はそれを合わせたもの、ちょっと自分でも「ぴったりこない、そぐわない」感じ、でもそれがイイ。 新しい場所からまた自分を見ている気持になった。 ブログも2つ、インスタも2つ、どちらも超低空飛行でもフライトはビックリするくらい長く続いている。 もう大昔、ブログなどがない時代から、ネットの世界でうろうろしていた。 ビルダー使ってスピ系HP作ってBBS(掲示板)で重箱の隅をこってりつつかれて育

2.私の人生で一番大切だった教え

本当に好きなことの見つけ方 1999年(多分)に私が参加した ロミ(中野裕弓)さんの1DAYセミナーでのこと ロミさんはころころと美しい声でこういった。 「本当に好きなことをしていたら必ずお金は付いてきます。」 「本当に好きなことってね、この3つすべてにあてはまるものですよ。」と、 ・それはいくらやっても飽きないこと ・それをしていると時間を忘れること ・それはお金を払ってでもやりたいこと 最後にその答えを皆が順に発表したはずで、 私もうろおぼえだけど 今の仕事を辞めて自

3.無限と有限

「点は1つなら無限、2つなら有限」 ということで、話してみたい。 点は一個を使うなら あらゆる方向へ あらゆる角度で 無限の方向で延ばすことができる。 5次元でも10次元にもなれる可能性がある。 しかし2個を使うなら、その2点を結んだ先に方向が決まる。 決められることはせいぜいその長さくらい 宇宙の仕組みは1個で無限であり この世の仕組みは2個で、だから有限である 全てが有限なこの世界で 次元も限られた紙の上に この世界には偶然がないことを知りながら 無限なそらかな曼荼

4.二つの仕事

やってみてから考えよう 仕事を複数にするなどどっちもダメになるからやめるべき なんて言葉は昔よく聞いた。 多分それは、どちらかに偏ればしっかり集中できないからどちらもうまくいかないという事なんだろう。 フォーエバーの仕事ですでに自営として収入を得ていたから 点描曼荼羅を講座にするまではよかったけれど、 法人にするのはさすがに悩んだ。 でも点描曼荼羅の奥義のようなものをつかんでしまった私は、これを知らない人、深さのわからない人に見様見真似で描かれるのは「嫌だ」と思った。 や

5.この世界は不思議

幽体離脱 ある日居間のソファーで少し寝ようとしていたら 金縛りに近い状態になった。 金縛りはよくあったのでどうしようかなと思ったんだけれど 昼間だしそう気味が悪くもないので「たまには」と思い身を任せた。 そのとたんに、耳の横で囂々と風を切る音が鳴り 私の身体はすごい速さで上昇し始めた。 上がる速さ×時間の感覚ではとっくに天井や屋根を突き破って上空にいる。 が、目を開けたら 天井ボードに顔がぴたっとくっついていた。 うわぁ!よかった! いや、よくはない!どうしよう! 首