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浄化の涙

みなさん、こんにちわ。
ペットロスケアカウンセラーのうえのひろみです。

昨日は“スキ”を沢山いただき、ありがとうございました。

ブログなどでは“いいね”や“拍手”を頂きますが、
“スキ”を頂くのは初めてで、ちょっとドキドキしました。
とっても嬉しかったです。

今日は私のブログの過去記事から一部引用させていただきながら
書いてみたいと思います。

愛する長女犬は闘病の末に亡くなりました。

自宅での看病をして
自宅で亡くなりました。

長女犬が苦しむ姿をずっと見ていて
とても辛かったのですが

寝不足や疲れも気にならないくらい
その子が愛おしく

変われるものならと何度も思いました。

その子のそばにずっといたくて
亡くなる1週間前に仕事も辞めて、

その子のために時間を作りましたが
ある日、ほんの一瞬そばを離れたすきに
あの子は逝ってしまいました。

亡くなってから8年ほど経ちますが
こうしてブログを書いていても
自然に涙が溢れ
嗚咽してしまうほど愛していました。

もちろん今でも・・・心から愛しています。


旅立って

真っ先に出てきた言葉は


『(もっと楽に治療をさせてあげられなくて) ごめんね』

『(もっと別の選択が沢山あったのに苦しませて) ごめんね』


とにかく全てにおいて『ごめんね』
しかありませんでした。


小さい頃からアレルギー体質で
病院のお薬を飲むことが多かった長女犬は
まだ若いうちに大きな病気をしてしまいました。

飼い主としてはやはり
同じ結果が待っているなら
これ以上強いお薬はできるだけ飲ませたくない

体に負担を掛けないで

出来るだけ自然に・・・

いかに愛犬を苦しませずに逝かせてあげられるか
といったことを願っておりました。

日々模索しながら当時の経験、知識で出来ることはやり
地元のお医者様では、私の希望の治療が出来ないということで
遠方の漢方薬専門の病院の先生にお世話になりながら
当時の精神年齢と経験値で出来る範囲のことはしました。

しかし、手を尽くすも症状はどんどん進み

何が正しくて何をすればこの子が少しでも楽になり
食べられるのか
どうすればこの子がもう少し眠れるのか

もっとゆっくり考えさせて!

誰か・・・助けてください!

という心の叫び


衰弱する我が子を前に
なすすべがなかった私でした。


あんなに愛していた長女犬が

なぜ苦しまなければいけなかったのか


亡くなった直後からあふれ出る感情を止めることが出来ず


大きな声で嗚咽し 顔をくちゃくちゃにして
床を叩きつけておりました。


毎日夜になっても電気もつけることを忘れ
食事も喉を通りませんでした。


当時私のそばにもう一頭いた甘えん坊の長男犬さえ
ごはんの時間やお散歩の時間が来ても
私に声をかけることすらためらうほど

私から離れたところで私をじっと見つめていました。


たとえ私自身の成長や学びのために
避けられない試練だと思っても
まるで長女犬が私のために犠牲になったようで
自分を許せない気持ちも溢れ出てきました。


長女犬が居なければ生きていけないと
何度も叫びました。


最初の半年くらいは誰にも会いたくなく
メールなどで誰かに声を掛けられれば

とめどなく溢れる涙や感情。

外に出ることさえ嫌でたまりませんでした。

実際路上で泣いてしまったこともあります。

愛する家族を喪失したことによる悲嘆から這い上がるまで
長女犬に会いたさで、
むさぼるようにペットの死後に関する本をんだり


同じような境遇、体験をなされた方のブログを尋ねたり
何も手につかないでぼーっとする時間も沢山ありました。


死生観においても自分と違う価値観の人の意見は
全く心に響いても来ません。


だいぶ後になって感じたことですが、

人の数だけ、国の数だけ信仰もあり
どの信仰も正しいとその道の人がいうならば
私がしっくりとくる考え、方法で何も問題がない

と愛する長女犬が教えてくれました。


そして

一日中長女犬のことばかり考えていても
それを決して恥ずかしいとか
悪いことだとは思えませんでした。

それで私自身が
心落ち着くのであればそうしたかったのです。

ありのままの自分でいるときが
一番あの子を感じることが出来たのです。


その後、

光に還った愛犬はその時その時の私に合った人たちと
最高のタイミングで巡り会わせてくれました。

沢山の気づきも、もたらしてくれました。


辛さを十分理解してくれる人が一人でもいれば
辛さには変わりませんが

悲しみの涙もいつしか
感謝に変わるときが自然とやってきます。

愛する子を思い出しながら
『ごめんね』が『ありがとう』に変わるまで

浄化の涙は沢山流して差し上げてほしいと思います。

想いが今必要な方に届きますように。

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