見出し画像

"W-KEYAKIZAKAの詩"を聞いていたらなんでこんなにアイドルが好きなのかわかったような気がした話。

本当にたまたま"W-KEYAKIZAKAの詩"をきいていたら、本当にいろいろなことを考えてしまったのでここに記します。

この曲は2017年に発表されました。欅坂46の4thシングル【不協和音】のカップリング曲です。”欅坂の唄”というタイトルから想像できるように、欅坂46とけやき坂46(現:日向坂46)のメンバーたちの曲となっています。

めちゃくちゃ簡単な言葉でかたづければ、”エモい”曲ですね。春に聞くのがまた心にくる、、そんな曲です。

どこにでもいる普通の、生きるのに不器用だった女の子たちが欅坂46に出会い、メンバーとなり、流されるがままに活動をして行く中でようやく何かを見つけた。その時、周りには一緒にその道を進む仲間がいた、絆があった。さあ一緒に歩んでいこう。

そんな感じでしょうか。

聞いているだけで涙が出そうになる曲です。欅坂に関しては情報を追うくらいのライトなファンである私がそうなるのですから、ずっと応援しているファン、彼女たちのストーリーを知っているファンたちのこの曲に対する思い入れはそれはそれは深いものなのでしょう。

欅坂46としてもデビューから1年足らずの時期に発表された曲でした。着実にスターへの階段を登って入るけれど、まだまだ未熟な部分が多い頃だったでしょうか。がむしゃらにアイドルをしてみて、ようやく目指すものを見つけた、みんなでここからギアをあげて突っ走っていこう。そんな思いが感じらますね。

この頃先頭を突っ走っていたメンバーたちが今はみな卒業してしまっている事実は本当に悲しく寂しいものですけれど。

そんな曲調と歌詞も相まって、自分のこれまで歩んできたアイドルオタク人生を振り返ってしまいましたね。そこで、自分の中でずっとぼんやりしていた”私はなぜここまでアイドルに心を奪われるのだろう”という疑問への答えが分かった気がしました。

私はアイドルに一種の”ストーリー性”を求めているのです。まだまだ未完成なアイドルたちが少しずつ成長していく姿を目の当たりにし、普通の学生とは違う、そんな彼女たちの歩む”青春”を、彼女たちを通して疑似体験しているような、その経験を楽しんでいるのです。

成長過程の中で現れるさまざまなドラマに感情を動かされ、泣いたり笑ったり喜んだり、まるで自分もメンバーの一員であるかのようにそれを享受しています。

スパガ秋田恵里が卒業したとき、ももクロが初めて横浜アリーナでのライブをしたとき、乃木坂が初めて紅白歌合戦に出場したとき、まいまいが卒業したときななみんが引退をしたとき。

そんな節目節目のドラマを経てメンバーは成長していきます。グループの大きな目標が達成できたとき、メンバーが次のステージに旅立つとき、メンバーたちの感情が爆発する瞬間、どうしようもなく私も心を動かされます。

大所帯グループにもなると、もっともっとミクロな視点で楽しむことができます。グループの成長ももちろんですが、メンバー1人1人の成長をしっかりと見届け、応援することもできるからです。

研究生から応援していたメンバーが正規メンバーに昇格できたとき、初めてシングルCDの選抜に選ばれたとき、舞台のオーディションを勝ち抜いたとき、握手会が売り切れたとき。やはり感情は動かされますよね。

そこまでメンバー個人に感情移入ができるのは、やはり昔に比べてアイドルとファンの距離が非常に近くなっていることが要因の一つですよね。AKBが”会いに行けるアイドル”というコンセプトで成功したことが全ての始まりです。今では会いに行けないアイドルの方が少ないのではないでしょうか。やはり秋元康は天才ですね。

そしてそんな、自分よりはるかに年の若い女の子たちが全力でアイドルをしている姿に鼓舞され、人生の刺激を受けることもあります。自分の周りの人たちが一生懸命に生きていると自分もやる気が自然と出てくるのと同じような原理ですね。


なんて、感情のままに書いてしまったので着地点も見つからない駄文となってしまいました。私にはこの思いをまとめる文章力はないですね。

そもそも、私のこのアイドルへの思い、自分の中では理解できているつもりなのだけど、人に伝えようと綺麗に言葉で表現することは無理なのでしょうね。もうそういう次元を超えているのだと思います。ごめんなさい。


大学三年生のとき、テレビ朝日の面接で”なんでそんなにももクロが好きなの?”と聞かれました。私は”元気をもらえるからです”というシンプルかつなんの具体性のない回答をしてしまい、お祈りをされました。

なんて答えればよかったのだろうと、終わった後に何度も何度も考えましたが、納得のいく回答にたどり着くことはできませんでした。

でもそれが正解だったのでしょうね。テレビ局の就職面接なんていうと、もう運要素も多分にあるということは良く聞きます。

私はあの質問をされたあの瞬間、私はその運に見放されていたのでしょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました。 あなたのちょっとした隙間時間を埋めるための一助となれていましたら幸いです。それではまたどこかで。