いろいろあって"本気で勉強する"ことにした話
昨日、サポステのカウンセリング、3回目だった。
ようやく、承諾書的なものにサインして、あとPCの講座とかも考えたりして。
キャリアカウンセラーのSさんは、本当に話しててポジティブになれるひと。
サポステで配布している、規約が貼ってある自由ノートがあると言われ、3種類のうちから選ぶことになった。
それが、鮮やかな色の、しっかりしたノートで。
ぱっと見た瞬間、
「わあ!!!!きれーーーーい!!!!」
と、感動してしまった。
私が、迷った末選んだのは、これだが。
先天的にすきな色の黄色と、癒されるグリーンのツートンカラー。
他に、赤×オレンジと、青×濃い紫があった。
興奮しすぎないよう、そして暗すぎないよう、黄色×グリーンを選んだ。
3種類の鮮やかなノート。
カラフルなものにはもれなく反応してしまう私だが、
「このノート見て、こんなに感動してくれたひと初めてだよ!」
と言われ、そっか、、、と。
やっぱり私は色がすきなんだ。
Sさんはそんな、ちいさなことに気づかせてくれる。
ポジティブに話をできたが、勧められた参加できる活動の中には、今の病状では不安が強くてそれは無理、、、と感じるものもあった。集団で何かするとか、自己紹介とかするような活動は、考えただけで、背中から頭を回って”恐怖”という波が私を包んだ感じがした。
PCの講座は個々のペースでできるし、WordやExcelをちゃんと勉強したことがないので、今できるならやってみたいと思ったので、やってみる方向だ。
ただ、交通手段が、往復820円のバスか、母に頼む送り迎えか。
簡単に行けない場所だし、車とそれを運転する勇気がないので、そうそう何度も通えない。
カウンセリングは1時間となっているが、いつも過ぎてしまう。”隠れ話したがり”の私に、Sさんはたくさん、話させてくれるのだ。
昨日は、母が終わる時間を予測して、駐車場で待っていてくれたようで、メールが入っていた。
待っているとは思わず、メールに気づいたときには、20分程経過していた。
謝ったものの、そのときは母から何も言われず。
夕方だ。
何がきっかけか忘れたが、母にスイッチが入った。
「Sさんに期待しすぎなんじゃない?興奮しすぎなように見える。倉庫で働くことになったときと同じような感じに見える。」
、、、、、、わかっていた。
昨年、面接のときから、心の病もちの私をウェルカムしてくれ、採用してくれ、配慮してくれる職場に出会って、もう、嬉しくてずっとテンションが高かった。1年弱で辞めることになったのは、鬱病というものが、私が、結局理解なんてしてもらえなかったから。どんなに配慮されてもうまくいかない場合がある、この病気のこと。そもそも、ひとのことを完璧に理解することは不可能だし、相手に理解してもらえると期待してはいけないな、と学んだ約1年だった。
母は、またそうなるのではないかと思ったようだ。
「自分に期待してもいいけど、ひとに期待するのはやめなさい。」
、、、、、、からはじまり、
「そもそもどうしてそんなに長々と話す必要があるの?だいたいあんたは話が長い、言いたいことがまとまってないのよ、そもそもあんたは何の仕事がしたくて行ってるの?こっちはずっと待ってたんだよ、あれやってこれやってって全部時間計算して迎えに行って、、、、、、、、、、、、、、」
、、、、、、、、、そんな感じで、ヒートアップしてしまった。
がんばって、私なりの意見も話したが、母はもう聞くモードではない。
毎回私がSさんと何を話しているのか、仕事、この先につながることを本当にしているのか、母は心配しているようだった。怪しければ、それにかけるバス代、自分の送り迎えの時間と労力の無駄だから。私なりにできる説明はしたが、うまくできていないのかもしれない。
とりあえず、
★ひとに期待しすぎないこと
★母の愛読書『夢をかなえるゾウ』をちゃんと読むこと
を、言われた私。
『夢をかなえるゾウ』という本は、有名だ。
【夢をかなえるゾウ 水野敬也 飛鳥新社】
変わりたいけれど変われずにいる社会人の主人公のもとに、ガネーシャという、キャラの強い愛煙家、ゾウの見た目の神様が現れて、成功するための、日常でできる”課題”を与えていく。「靴をみがく」「トイレ掃除をする」という、基本的だけど意識しないとやらずに済ませがちな課題。それが、読み進めていくと、合計30近くある。
とくに最後の5つに関しては、前置きとして
”今から出す課題を必ず実行してほしい”
と書かれている。
昨日母に言われる前までに、そこまできて、この先を読むのが怖くなって本を閉じていた。
、、、、、、、もしできなかったらどうしよう、とここで考えてしまうのが私だ。
でも、そう言われたからには、読んでみた。
この主人公は、私と似ていた。
”これで成功できる!”と、自己啓発本や、今そこにいるガネーシャのおかげで思うのだが、実際その中の教えを真剣に実行しないまま、またもと通り。最初だけ、変われる気がして興奮してしまうのだ。
、、、、、、私の母が、心配したのは、このことだったのだ。
そして、
「やらずに後悔していることを今日から始める」
という課題をガネーシャは与えた。
この本の主人公の ”やらずに後悔していること” は、建築の仕事だった。現実的に考えて、その道には進まず、”名のある企業”に就職してそのまま。
私が、ぱっとうかんだ ”やらずに後悔していること” は、
一言、
絵
だった。
偶然にも、主人公と同じく、”絵”や”美術”で食べていくなんて現実的でないと思ってふわふわしていたが、高校時代、ボランティアのときに保育園に行ったことがきっかけで、私は保育士になろうと思うことになる。それまでこどもがすきなんて思ったことがなかったのに、自分によってきてくれるこどもがかわいかった。こんな仕事があるのかと思った。
でも、おおもとにあったのは、
”こっちの夢のほうが現実になりやすいから”。
、、、、、、そうだった、そうだった。
問題は、「今日から始める」。
え、今日、今日、、、、、、
そもそも、読んだのは夜の寝る前だったので、動きようもなかったのだが、考えてみた。
もし、高校卒業後、保育短大ではなく、美大かなんかに進んでいたら。
私が高校生の頃、地元にあったのは美術短大。
それが、私が社会人になってから、4年制の美術大学になったのだ。
地方だが、全国から学生が集まるようになった。
そこに、本音を言えば通いたい。美術、絵について、基礎の基礎から学びたい。年齢とか、もう何も遅いなんて思わない。
ただ、病気、経済的な現状を考えるとやはり、今そこを目指すのは現実的ではない。
この本の主人公は、考えた結果、今の職場で働きながら、資格の勉強を始めた。
資格。
資格と言えば、勉強してやめて、また最近始めた、あれがあるじゃないか。
ただ。
この、”色彩検定”なるものの活用できる職業について、私が今後目指しそうなものがあまりなくて。
いろいろ悩みながら、寝て、次の日、母と話してみた。
「私は、”絵” だったんだよね」
という話をしたら、
「あんた、やってんじゃん」
あああ!
そうだった!!!!
これって、やってることになるな。
ついつい、勉強とか、将来につなげなきゃとか、そういうことばかりかんがえていたから、この療養中に始めたことを忘れていた。
人物画が苦手だったなと思って始めた、ファンアート。
(L'Arc-en-Cielのtetsuyaさんです)
と、なると。
勉強しよう。
今度は、飽きないで、真剣に。
色彩検定の勉強。
がっつりしよう。
と、決めて、久々にノートを出してきて、タイトルも書いて、問題に真剣に向き合ってみた。
表紙を、マスキングテープでアレンジして、自分なりに気持ちを作って。
長々と書いてきたけれど、ひとに期待するんじゃなくて、自分でやってみたいこと、やってみよう。
実際、試験を受けるかどうかは、またあとで。
(試験会場に行って座っていられる病状にならないと受験もできない)
ガネーシャの課題に、
「その日頑張れた自分をほめる」
というものもある。
今日は、ほめていいよね。
よし、明日も、少し勉強しよう。
やっぱり、私の言いたいことは、まとまってないかな、、、、、、
明日は、また少し、進めていますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。