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鬱病pizzaのワクチン接種(1回目)記録―接種、その後編―

まとめられなくて二部構成、という、いつもの感じになってしまった。

ワクチンを受けるまでの私のことは、こちらの記事で。

この記事では、接種当日、現地にたどり着いたところからのお話、そしてそのあとの話をしようと思う。





接種予約をした、とある『ペインクリニック』という未知の場所に、たどり着いた私。

いつものメンタルクリニックに行くように複合施設のなかを歩き、階段を上り。いつも曲がる角を曲がらず、そのつきあたりにあるクリニックだ。


『クリニックフロア』という名前のついているその、クリニックが4、5軒入っているエリアは、古くはないのだが、恐ろしく狭い。

ペインクリニックの手前のとあるクリニックも、その狭い廊下にいすが並べてあり、患者さんが並んでいる光景をよくみる。廊下というより、中のクリニックの面積が狭く、廊下で待たされる感じなのだろう。ちなみに、私が通っているメンタルクリニックは、中に座れる待合室があるので困らない。


私が、14:40頃にペインクリニックの前についたが、

普通の診察を受けるために来院した患者さんらしきひと(3人ほど)は、慣れた手つきで、そこの廊下においてある積み重なっている丸椅子をとり、そこに座っている。

このひとたちはきっとワクチン接種のメンバーではないな、と思った私と、もうひとりの女性は、その付近に立って、誰か関係者がきてくれるのを待っていた。

やはり、そのもうひとりの女性も、ワクチン接種のために訪れた方だった。


待っているあいだ、ここはどういうクリニックなのか?ということを調査。


『診療科目 麻酔科・内科・放射線科』

と書いてある。

麻酔?って、手術とかのときの、痛みを麻痺させるためのやつだよね?

麻痺させて、レントゲン撮って、、、、、、



、、、、、、ええぇ⁈


ますますわからないので、『ご自由にお取りください』と置いてあるプリントの中から、私に関連しそうなものを探したら、”頭痛”が。

こういう読み物がすきな私は、1枚とって読んでみた。頭痛の基礎知識や注意点など、過去に頭痛外来に行ったこともある私には結構知っている内容が書いてあったが、肩や首の筋肉や精神の緊張からくる「緊張型頭痛」に関して、


「後頭神経ブロックで長く苦しめられていた頭痛が嘘のように消失することがあります」


、、、、、、とある。


、、、、、、、、、嘘のように?


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神経ブロック、というのは、おそらく”ブロック注射”のこと。以前の職場で、頭痛もちの後輩がブロック注射の治療を受けていた話を聞いたことがある。

麻酔科って、体の一部を治療しやすいように痛みを麻痺させるだけでなくて、こういう痛みの治療としての注射もするのかな、、、、、、

嘘みたいに治るなら、頭痛ひどくなったらきてみるのもありだな、とりあえず、今日のお医者さんがよかったら、、、、、、


ていうか、そもそも、麻酔科って、注射のプロじゃん!!!!

ワクチン接種にここを選んで正解じゃない⁈



、、、、、、なんて、いろいろ思いながら、

5分、10分ほど立っていたら、


「ワクチン接種の方いらっしゃいますかーーー」


と、ようやく中から、クリニックの職員の女性が。


そして、椅子に座って並んでいた患者さんは、

「今日ワクチン接種があるので、診察は15:30からなんですよー」(いつもは15時かららしい)

と、入り口にあったお知らせの張り紙を指しながらその女性に言われ、

「あらー!なんもみでながったものなー!あや困ったごどここさずっと座っててもあれだなー※△◇✕%、、、、、、」

(これを解読できた方は、同じなまはげ県かもです)


、、、、、、と、困ってごにょごにょ言っていた。その後どうしただろうか。


でも、とりあえず私と、一緒に立って待っていたその女性は、中に通してもらえた。



初めて入るクリニック。


まず、受付の女性に、ぬかりなく用意しておいた必要なものを提出する。


、、、、、、受付の、事務の女性は無言。


”クールビューティー”、という言葉があるが、本当にそうだった。

ただ、”ク――――――――ルビューティー”、といった感じで。

愛想がゼロ、、、、、、

ただただ、書類に目を凝らしている。


これはきっと、

コロナさんワクチンという非日常のもの、間違いがあってはいけないもので、真剣だっただけだろうな、、、、、、

私も、必死なときなんてひどい顔をしている。


、、、、、、きっと、そういうことだろうと思いつつ、とりあえず、中の様子を拝見。


、、、、、、狭い。


ワクチン接種に訪れたひとは6人。

その6人が、長いソファーに、受付と向かい合わせで並んでいる。


もっと奥まったところには、治療に使うであろうスペースがあるが、待っている間に院内を不審に歩きまわるわけにはいかないのでやめた。

6人が限界の待合ソファーにて、数々の張り紙を、とにかく読んでみた。


『ペインクリニック』と名乗っている病院は、市内ではとある総合病院一ヶ所とここだけらしい(確か)。全国のクリニックで、腰痛、頭痛などを治療した実績が書かれた新聞記事が貼られていた。神経、関節などの痛みをとるために治療する病院だが、整形外科とは違うようだ。

あと、帯状疱疹の予防接種があることを初めて知った。50歳以上が対象らしい。

(間違った情報書いていたらごめんなさい)



診察室へ、医師らしきひとが向かう。

なんか、すごく、たのしそうに誰かと話している。

笑い声も聞こえてくる。




そして、いよいよ。

いちばんに呼ばれたのは、私だ。



診察室へ入る。


問診だな、と思っていた。


「、、、、、、失礼しまぁす、、、、、、」

と、必要以上に腰を低くして入る私。


先生は、なんだか、リラックスしている。




医「はい、pizzaさん。予診票に間違いはないね?」


、、、と、軽ーい感じで聞かれた。


p「、、、、、、はい。」




医「じゃあ、やっちゃいますか!」





、、、、、、、ぇええええ、もう⁈


、、、、、、、、、問診、3秒⁈



基本、注射は得意ではないし、初めてのワクチン。

急にその瞬間がやってきたことに対して、突然の不安がやってきて、少し呼吸が荒くなる。


すると


医「あーーーあんまりはぁはぁしないほうがいいよーーーさぁ腕ぶらーーーーんとしてーーーーーーーーー力抜いてーーーーーーーーーー」

、、、、、、と、私の左腕をぶらぶら動かし始める先生。

言われたとおりにし、心を落ち着ける。


(子供みたいで情けない)





ちくっ



と、刺さる感触。


は、あったが、

特に、それ以上の痛みは感じなかった。



ああ、もう終わった。


医「はい、じゃあまた待っててね、具合悪くなったらすーぐ教えてね!」



なんとも、軽快な先生だ。


、、、、、、診察室にいた時間、3分もあったかな?



私がまた、6人掛けのソファーに戻ると、すぐに次のひとが呼ばれた。


羽織物を脱いで腕を出していた女性には

医「おーーーー準備がいいねーーー!」

と迎え入れる。


、、、、、、とにかく、フランクで陽気なひとだ。



全員の接種が終わり、先生が診察室から出てきた。


医「pizzaさん!」

p「あ、はい!!!!」

医「大丈夫?」

p(うなずく)

医「オッケー、お疲れさま、また3週間後ね!」



、、、、、、、お、終わり?


らしい。



初めてのクリニックでの、

初めてのワクチン接種、

終了。


アナフィラキシー的なものは出ず。

無事に終えた。



電車で帰る道すがらも、帰ってからも、なんともなく。

刺された部分が、動きによって痛いなっていうくらい。



やっぱり、注射は上手だった。

2回目も、接種自体は安心してお任せできそうだ。

麻酔科、やっぱりプロ。



いろいろ考えて決めた、接種後のもしものときの解熱鎮痛剤は、普段から飲んでいるナロンエース。イオンの薬剤師さんに相談して話を聞いてもらった。ありがたい。

ただ、今回は、まったく出番はなかった。

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※最近、パッケージが新しくなったね


むしろ、普段より頭痛もなにもなく、接種日と次の日は、いつも以上に体の調子が良かった。なんで?

念のため、無理なく安静に過ごしたということもあるけれど。

次の日は、ひじを伸ばした状態で腕を上げたり、後ろに伸ばしたり、左肩・二の腕に力が入るようなことをすると痛かったり、汗まみれの服を着替えるときなんかは「あああっ!」と言うくらいだったが、接種部がこすれない限り問題はなく、その次の日にはもう普段通りの動きができた。

、、、、、、なぜか、慢性の頭痛も復活。

ワクチン、私の体に合ってたの?何なの????



お笑いコンビ、ニューヨークの屋敷さんが、1度目の接種時に発熱、倦怠感、吐き気など、副反応を制覇していたので、やっぱり自分にも何が起こるか不安だった。

でも、ここまで平気だとは。



問題は、やはり2回目の接種だな、、、、、、、

年代的にも、副反応が出ている芸能人の方の世代に近いので、覚悟はしている。



というか、

ワクチン関係なく、ペインクリニック、もし今度頭痛がひどくて耐えられなくなったら、行ってみようかな。

以前頭痛外来に行ったときは、薬物乱用頭痛(ペインクリニックの先生は薬剤誘発性頭痛と言っているらしい)になっていて予防薬を処方されたが、飲み続けてもきりがなかった。新薬で高かったし、途中でやめてしまった。

もし、注射一回で本当に”嘘のように消失”することがあるのなら、賭けてみてもいいかもしれない。


何事からも、学ぶ姿勢を大事にして、生かそう。



そして。

先日、スマホのない母のワクチン接種のネット予約を、代理で私が無事にすることができた。

一回自分でやったから大丈夫、と思っていても、なかなか忘れているものでわたわたしたが、母にはすごく感謝された。

社会に出られない中生きていて、今、自分の行動でひとに感謝されたり、何かに貢献してする実感を得られる機会がほぼない生活をしているので、こういうときが本当にうれしい。

父も母も、来週1回目の接種に行く。

副反応、出ないといいなぁ。



私は、しゅんしゅんクリニックPさんの動画で、今度は2回目の接種について勉強しておこう。




Twitterで、ノーマスク派とかいう言葉が出ていて恐ろしくなった。感覚過敏でマスクができないひとの話は聞いたことがあるけれど、そうことでもないらしかった。都会って、、、という言葉をここで書いたら、誹謗中傷にあたるのかな、、、、、、ニュースでやっている路上飲みの件とかも、とりあげられるのがその一部なだけで、気を付けているひとが大半だと思うから。


そういうことを気にしないで、無駄に争わないで、誰もが生きやすい世界が、やってきますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。