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肩に力を入れずとも、できるときにはできるものだ。

昨夜見つけた、東京時代のピラティスの先生の YouTube 動画を視聴してみる。動画は、鎖骨・肩甲骨まわりの筋肉をほぐす運動を取り上げているもののようだった。先生の解説に合わせて、体を動かしてみる。これは……! 疲れる! しばらく運動することを休んでいただけに、短時間のわりに負荷が大きく、腕や肩・背中がずいぶんと痛めつけられた。早々にくたびれてしまって、オプションとして示された「できる人は、これもやってみよう!」的な動きを見送ることになってしまった……。

さすがに、以前はもうちょっとできたはずなので、これでは情けない。動画の在庫(?)はまだたくさんあるのだから、しばらくひそかに継続してみたい。

夜、前から気になっていた Netflix のドキュメンタリーを観てみる。タイトルは、「猫イジメに断固NO! 虐待動画の犯人を追え」。昨年末、TBSラジオ「Session-22」で、評論家の荻上チキさんが紹介していた三部作の作品だ。

猫の虐待動画をアップした人物の正体を突き止めようと、ネットの住人たちが推理・捜索を重ねながら、その人物に迫っていく……という内容なのだが、いつしか視聴者の視点が思わぬ方向に向けられるように、ストーリーの舵が切られていく。推理ものという側面もあるため、ぐいぐい引き込まれ、勢いがついてきたあたりの「Game of Thrones」のように、次の回を見るのが止められなくなってしまう。

しかし、まさか最後にこんな結末が投げかけられるとは……。これがノンフィクションだなんて、できすぎているようにも思える。わたしにとっては時に目を覆いたくなるような場面もあったが、“衝撃”という意味で心を揺さぶられる興味深い作品だった。

この作品は、完全にわたしの好奇心から手を伸ばしたものだったこともあり、夫のいないときに一人で観終えてしまった。でも、こういう、何かを投げかけられるようなものこそ、誰かと一緒に観るべきだったのかもしれない。その相手が夫で正解なのかどうかは、また別の問題。ニコニコ動画やYouTube の生配信のように、みんなでチャットしながら観ることができるという「Netflix Party」って、どんなものなんだろう。ちょっと興味が湧いている。

今日、気づけば、一歩も外に出ずに1日が暮れていった。「人との接触、10割減」達成だ。肩に力を入れずとも、できるときにはできるものだ。あまり思いつめず、でもちゃんと考えながら、自分のリズムを見つけていきたい。

ラジオ体操は、第一と第二、1回ずつ。

(2020年4月21日)

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