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ミャンマークーデターから1年が経った結論

立てこもり事件で殺されてしまった医師。
誰もが「なんとむごいごとだ、悲しい事件だ」と思う。
僕も涙を禁じ得なかった。
どんな理由があるにせよ、恩人を猟銃で殺すなんて
許されることではない。


そして、こういった事件が起こるたびに思うことは
なぜ神は黙っているのか。
神っていうのは、やはりいないのかと。
神はいないことの証明か。
そうであって欲しくない。


善人が殺されるなんて、普通はあり得ない。
しかし、現実は違う。


明日、2月1日は
ミャンマーでクーデターが起きてちょうど1年。
国軍兵士が多くの民家を破壊し、女性をレイプし、
民間人をすでに1500人も殺している。


1年間に101人が死刑判決を受け、明日2月1日の
サイレントデモ参加表明のレストランは差し押さえられた。


これが仏教国のやることか。
仏様はどこへ行った?
罪なき人々が殺され、財産を没収され、日本企業は
いまだ正常に戻っては来ない。
撤退を決めた外国企業は数多い。


神や、仏は一体、何をしているのだ。


勧善懲悪という言葉あるが、
必ずしも正義が勝つとは限らない。
なぜなら自分達が正義だと思っているからだ。
正義とは絶対のものでなく相対のものだからだ。


しかしそれでも
「人を殺していい」正義は存在しない。


京都精華大の教授の呼びかけで
明日、一コママンガが公開される。
朝日新聞に載っていたものを一部紹介する。

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篠原ユキオ作品。
抵抗を示す3本指が傷つけられながらも心は
変わらないというミャンマー市民の思い

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金志眩作品
猛火の中、人形まで奪われた少女、
子供までも犠牲になった悲劇

画像3

ドウノヨシノブ作品
銃口を向ける軍人の背後に拘束されたジャーナリスト

画像4

山井教雄作品
拘束されたアウンサンスーチー氏がつけた
花から花弁が落ちて民主体制が崩壊していく悲しみ


国軍が治めて、いいことはひとつもなかった。
この一年の結論だ。
むしろ悪くなる一方だ。
早く元の民主主義国家に戻ってほしい。

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