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こんな映画評論家になってはいけない

僕は映画評論家で好きなのは淀川長治さんと水野晴雄さん
小森のおばちゃま(小森和子)とおすぎの4人。
もう、聞けないけどね。

彼らの映画評論はわかりやすい。
難しい映画をわかりやすく、単純化してズバリここが面白く、これがテーマだと言う。

ところが大抵の映画評論家は難しい映画をより難しく、優しい映画を難しく表現して、腑に落ちない評論がいいと思っている。

わけがわからないことが崇高だと勘違いしている。
この柳下毅一郎氏は「殺人研究家」だそうだが、この映画評を見てもさっぱりわからない。

今日から(この文は2022年3月11日作成)「バットマン」が公開なんだから「読者が見たいなと思うように書く」というのが映画評論家としての務めなのに難しく書いてモヤモヤさせればいいという魂胆が見える。

きっとこいつは映画館の一番後ろで映画の中に浸からずに、首を傾げながら見たのだと僕は思う。

僕らは評論家になってはいけない。
スクリーンから5列目の真ん中で映画の中に入って、映画を見よう。
決して客席の後ろから見てはいけない。

写真は朝日新聞夕刊2022年3月11日より

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