水が怖い……【子どもがプール好きになる3つの秘密 - 前編】

子どもの習い事ランキングを見ると大体上位に入っている水泳。
理由を読むと”体力がつく”などが挙げられていますが
僕は多分この理由が一番だと考えています。


”自分の身を守れるから”


親にとって子どもが自分より先にいなくなってしまうことは
考えられないほど悲しいことです。

子どもの事故でよく聞くのが”水場で溺れる”こと。
これ自体は泳ぐ能力さえあれば、防げる事故です。

ですので、多くの親御さんは子どもが自分の身を守るために
「水泳」を習わせているのだと思います。

そこで本日は現在進行形で1歳の自分の子どもに水泳を教えている僕が
「子どもがプール好きになる3つの秘密」をお伝えします。


乳幼児に限らず幼児や小学校低学年位までは使えると思いますので、
お子さんが水を怖がっている方には是非、ご覧いただきたいです。


過去の経験

僕は3歳から無理やり親に水泳教室に連れて行かれ、水泳を習わされました。そこから小学校卒業までの計9年間、ほぼ毎週通っていました。

水泳教室に行った当初は親から離され、水も怖く、ギャンギャン泣いていたことを覚えています。

夏に海やプールに行けば、父に深い場所まで強引に連れて行かれ、泳げない僕の手を離し生存本能に訴えかける訓練をさせられました。

側に父がいるとはいえ、当人にとっては生きるか死ぬかです。

その苦痛から逃れるために、水泳教室で一生懸命泳ぎの練習をしました。
お陰で物心がつく頃には泳ぐことで困った事はありませんでしたので、
この点はスパルタな父親に感謝しています。

フィリピンにプールはあるの?

フィリピンのほぼ全てのコンドミニアムにはプールが付いています。

僕が住んでいるコンドアパートメントにも水深140cm
長さ10mほどのプールがあります。

もちろん私設のプールなどもありますが、どちらかといえば田舎の方に多く
あることが特徴です。
コンドミニアムが建っていない田舎では多くの人の娯楽となっています。

ちなみに私設のプールではお金を払えば飲食の持ち込みが許されています。

子どもの興味心

子どもは見たことがないもの、触ったことがないもの、経験したことがないものなど何にでも興味を持ちます。

扇風機の中に指を入れたり、電気のコンセントに物を詰めたりと
親がやらない危ない事にも積極的に取り組んでくれます😅😅

子どもの好奇心には際限が無いのに、プールになると水を怖がる子が
ほとんどです。

では何故子どもは水を怖がるのでしょうか??


本当に水が怖い…のか??

僕自身の経験から3つのことが理由として考えられます。

1.子どもの興味が無い且つ親は参加しない
2.苦しくて楽しくないものだと覚える


1.子どもの興味が無い且つ親は参加しない

子どもは親の様子をとても観察しています。
そしてすぐに真似をしたがります。
それは見たことがない、やったことがないなど興味心をくすぐられるからです。

でも親もやらないこと、例えば扇風機には指を入れるし
コンセントにはモノを詰めようとします。

この事から得体の知れないものやその後の展開が読めない事に恐怖を
抱いている訳ではないことがわかります。

僕が通っていた水泳教室では

”子どもはプールへ、親は待機所へ”行くことが決まりでした。

初めて見るものに対しては『興味』『怖さ』がありますが、
親が居ないことで恐怖心が勝りプールに入るどころではなくなりました。
(怖くてめちゃくちゃ泣いたことを覚えています…)

2.苦しくて楽しくないものだと覚える

それでも先生は一所懸命、生徒を水に入れようとします。
もちろん子ども一人でも立てるような浅い場所です。
周りには楽しそうな水鉄砲などカラフルなおもちゃが沢山用意され、
ついつい遊びたくなる雰囲気に溢れています。

楽しそうなものを見せられれば自然と子どもの『興味』が『怖さ』に勝り
一人でも遊び始めます。

その最中、友達から水を顔に掛けられたり、転んで水に顔をつける
アクシデントが起こると、”呼吸が出来ない” ”気管に水が入り苦しい”
という負のイメージが刻まれます。

それにより子どもの頭の中は『怖さ』で一杯に。

しかも『怖さ』『不安』を感じている時に
一番側に居て欲しい親はいない…
これが子どもにとってどれだけの恐怖でしょうか。

いくら先生がお手本を見せても宥めても収まらない状態になります。


こうなると子どもは

水 = 怖いもの
プール = 苦しくて楽しくない場所 = 行きたくないところ


と覚えてしまい通う事を拒否するようになります。




こんな経験、皆さんにはありませんか?

注射が怖くて医者に行きたくない
プレゼンが怖くて会議室に行きたくない

僕ら大人はやらなければいけない事、やりたくない理由が分かります。
心配であれば事前に先輩のプレゼンを見て準備することもできますが、
子どもは知識も準備もなく、頼れる人もいない中でこれを経験します。

どれだけ怖いか想像できるのではないでしょうか?


ではどうすれば子どもがスムーズにプールへ入れるのでしょうか?

次回は我が家で成功した実体験を交えお伝えしていきます。


それでは。

#子育て #プール #幼児 #怖い #海外 #子ども

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