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【カシノ裏側 vol.2】〜歌詞「つらつら」のこと。

孤独を感じるときって
ひとりぼっちの部屋よりも

満員の電車の中。

試験に落ちたり
マジでふられたり
検査の結果がわるかったり

そんな帰りみちに乗る電車は
孤独です。

隣人の肩に寄りかかり居眠ったり
YouTubeで半笑いしてしまったり
あまりにもぼんやり車窓をみたり

車両の中の人たちのそんな
普通(に見える)過ぎる日常が
自分にとってはもう画面の中。

自分ひとりすっぽり埋もれたような。
自分ひとり宙に浮いてしまうような。
自分ひとりちがう世界にいるような。

誰に話しかけても
言葉は通じない。とさえ思う。


電車の中で泣くなんて
浸り間違えた女子みたいでイヤだけど

わたしの意思より
なみだの意思が勝つときだって
あるのです。

「つらつら」

うそをついた キミがついた
天気のいい日に
うそをついた あたしもついた
風が笑ってた

ずっと明日もずっと 
仲良くできるって
安心してたよ 
だけど部屋のサボテンが枯れている

つらつらつら 涙が 
つらつらつら 落ちる
つらつら 電車のなかで 他人のなかで


キミん家へむかう バスが走ってく
雨が降っていた
「ここに居てちょうだい」キミはもういない
水たまり蹴とばす

キミはなにをおもって 
どんなユメをみたんだろう
あたしのうしろの ずっとむこうの 
遥か彼方見つめて

手をつないで歩いた  
明け方の広いみち
もうもう 誰も通らない

楽しくてうれしくて 
ずっとずっと笑ってた
うそなんて ついてなかった

大スキでうれしくて 
ずっとずっと笑ってた
やさしくしてくれて ありがと

つらつらつら 涙が 
つらつらつら 落ちる
つらつらつら 電車のなかで 他人のなかで


作詞:ナガオクミ
copyright©hanapira records

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