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チームにおける心理的安全性

6月から9月にかけて、EMSという
オンラインスクールに通わせて
もらっていた。
ちゃんと修了レポートも課され、
それなりに本格的である。
5,000文字足らずではあるが、得た
学びを自分なりに咀嚼し、言語化
してまとめた上で、この note にも
転記させてもらった。

全体で300名を超える受講生がおり、
それぞれ15名前後のチームに割り
振られ、全体講義とチームでの学び、
双方がミックスする形で進行した。

全体講義の中で、「心理的安全性」
に関する学びがあったのだが、
その学びのエッセンスが、チームの
中で正に現在進行形のリアルな体験
として、目の前で繰り広げられると
いう貴重な経験をしたことが、
とても心に残っている。
この「心理的安全性」という概念に
ついて、しっかり頭の中に留める
目的も兼ねて、少し書き残しておき
たい。

この概念は、チームがチームとして
機能するにはどうすればよいか?
言い換えると、チームが組織として
学習し続けることで変化に対応し、
成果を挙げ続けるためにはどうすれ
ばよいか?、という問いと関わって
くる。
そのような問いに「YES!」と言える、
つまりは「機能する組織」であるため
の条件の一つとして、ハーバード・
ビジネススクールのエドモンドソン
教授が、この「心理的安全性」を
提唱している。

誰かに助けを求めたり、自らミスを
認めたりしたからといって、罰が
科されることはないと保証すること、
これが「心理的安全性」の意味する
ところ。

この概念が近頃有名になったのは、
Googleが自分たちの組織で検証した
内容を発表したからだという話を
つい最近知った。

彼らの定義では、「心理的安全性」
とは、「無知、無能、ネガティブ、
邪魔だと思われる可能性のある行動
をしても、このチームなら大丈夫だ」
と信じられることだという。
エドモンドソン教授の述べるところ
と基本的には同じだろう。

失敗を認めてもOKだという安心感。
それがあれば、もっとチャレンジ
精神を発揮してくれる社員が増える
はずである。
「イノベーションが必要だ!」
「市場にない新しい発想を!」
などとリーダーがいくら笛を吹いた
ところで、一度の失敗が致命的と
なるような組織では、誰も安心して
チャレンジすることができないのは
容易に想像がつく。

リーダーはもちろんのこと、チーム
を構成するメンバーである限り、
そのチーム内で、チャレンジしても
大丈夫、安心して失敗できるという
心の支え=心理的安全性が担保される
ように配慮することが望ましい。
そのためにも、自らが親しみやすい
態度をとり、間違えたら素直に認め、
失敗を成功の糧にしよう!という
ことをどんどん自ら発信していく
べきだと思う。

「甘やかすとサボるんじゃないか?」
というような発想も分からなくはない
が、今や時代錯誤。
アメとムチを使い分ける、なんていう
発想も、結局人はサボるものだという
人間観に根差していると言える。
人間の持つポテンシャル、潜在的な
力を信じて、積極的なチャレンジを
温かく見守る、そういうチーム作りを
心掛けていけば、きっと困難な環境に
おいても成果を出せるようにチームが
成長していけるはず。

自らの指針の一つとして、日々実践を
積み重ねていきたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。