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これからの人材に求められる「3P」

日本電産の会長にして創業者、永守重信氏は
今も現役バリバリで活躍されている。
最近では、京都先端科学大学の理事長として、
学校運営にも携わっている。

『致知』の4月号の表紙にも登場され、
同大学で客員教授を務める名和高司氏と
対談をされている。
その中で、これからの人材に求められるのは
「3P」である
との持論を展開されていたので
ご紹介したい。

一つ目のPは、Proactive/プロアクティブ
「自分から動く」という意味である。
能動的、リーダーシップなどの言葉とも
言い換えが可能だろう。

二つ目のPは、Productive/プロダクティブ
「生産的」「生産性が高い」という意味。
投入した資源に対するアウトプットの質と量が
優れているということだ。

三つ目のPは、Professional/プロフェッショナル
永守さんは「自分の専門を持つべき」との
趣旨でこの言葉を使っているようだ。
他の誰にも負けない自負を持てる分野で、
専門性を保ち、高め続ける必要がある。

日本における今の教育が、これら3つのPを
十分には涵養できていない。

日本電産の経営をしながら、ひしひしとそのことを
感じていらしたようで、並々ならぬ熱意で今の
大学教育に関わっている様子だ。

私自身、学校教育に関わる身ではないものの、
Udemy(オンラインセミナープラットフォーム)
自身の主催するセミナーを通して、社会人教育の
一端を担っている。

上記「3P」の中で言うと、受講者の皆さんを
二つ目の「Productive」即ち「生産性」の面で
サポートする立場
と言えるかもしれない。
マーケティングの知識やノウハウ、その背後に
ある考え方や知恵をお伝えし、身に付けてもらう
ことによって、仕事の効率が着実に上がることが
期待できる
からである。

マーケティングのプロフェッショナルを育てる、
という立ち位置を目指すことも可能かもしれない
が、私の個人的な関心並びに世の中のニーズを
踏まえると、マーケティングの基本的な考え方を
できるだけ多くの人に広げていくことの方が、
より大切なことだと考えている。

「Productive」になれれば、自ずと積極的に
動く上での自信につながり、「Proactive」さに
つながる可能性が高い。
そして、両者を満たすことが、「Professional」
としての自分を鍛えることにつながり、
「3P」がすべて育っていくような気がする。

もちろん、いきなり3つとも同時に追いかける
ことも可能だろうが、どれか一つから始めて
三冠王を目指すのだとすれば、
まずは「Productive」になることからが
良いと考える。

そして、自身の仕事を「Productive」にする
ためには、マーケティングの基本的な発想を
学んでおくことが、間違いなく役に立つ。

新年度が始まったこの4月。
マーケティングの基礎を学ぶことで、
自分の生産性を高めるチャレンジ
してみてはいかがだろうか?
損はさせないとお約束する。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。