幸福を感じられる日々を過ごす
昨日は、52歳の誕生日を無事に迎える
ことができました。
多くの方からお祝いのメッセージを
いただき、SNSの有り難さをひしひしと
感じる一日となった次第です。
毎日曜日に参加している読書勉強会に
朝一で参加した際、
読み進めている『サピエンス全史』の
内容からの連想で、人に「幸福感」を
もたらすホルモンの話が引き合いに
出されました。
(今Kindleで上下合本版を買うと、
1冊分の値段で上下2冊とも買えて
しまうようです)
そのホルモンの話というのは、
樺沢紫苑さんの著書
『精神科医が見つけた3つの幸福』
に出てくるもの。
ドーパミンとか、セロトニン、
オキシトシンという言葉自体は
どこかで聞いたことがある人も
多いのではないでしょうか。
しかしながら、それらのホルモンが
それぞれ、どんなときに脳内で分泌
されるのか、詳しく説明できるかと
問われたら、なかなか難しいかも
しれません。
かくいう私も、かつて本で読んで
一通りは学んだはずなのですが、
改めて問われるとつい口ごもって
しまいます・・
ということで、簡単におさらいを
しておきましょう。
ドーパミンというのは、一番よく
耳慣れた名前かもしれませんね。
研究成果である論文の発表数が
最多なのがドーパミンだという
話も聞いたことがあります。
簡単に言うと、やる気や喜びを
感じさせるホルモンですね。
何かに成功したり、目標を達成した
時に分泌されて、私たちをもっと
頑張ろうとさせます。
次に、オキシトシン。
これは、別名「愛情ホルモン」とも
呼ばれていて、家族や友達と一緒に
いるとき、特に触れ合うときに分泌
されるもので、安心感や絆を感じ
させる働きがあります。
最後は、セロトニン。
このホルモンは、心を落ち着かせ、
リラックスさせるものです。
ストレスを和らげ、安定した気分を
保つために重要だと言われているの
ですね。
これら3つに関して、
樺沢さんが主張されているとても
重要なことが、「順番」です。
3つとも人に幸せをもたらすホルモン
だからといって、闇雲にこれらを
得られるようにすればいいという
ものではなく、どういう優先順位を
付けるべきかが分かっているという
ことなのですね。
プレジデントオンラインに、
樺沢さんのその主張のエッセンスが
紹介されていたので、まだ本を
お読みでない方はまずこちらを
見ると良さそうです。
「幸せの三段重理論」というもので、
この図表がとても分かりやすい。
まず基盤となるのが、心と体の健康と
いうことで、「セロトニン的幸福」が
いの一番。
それがあった上で、次に積み上げる
べきなのが「オキシトシン的幸福」と
いうことで、家族や友人、知人との
つながり、結びつきによって幸せを
感じられます。
そして最後が「ドーパミン的幸福」で、
仕事やスポーツなどでの成功だったり、
お金を稼ぐことだったりを通じて
幸せを感じられるのですね。
ベースがなければ、より高次なものが
積み上がっていかないわけです。
勘の良い人は、マズローの説いた
「欲求五段階説」を思い出している
かもしれません。
食欲や睡眠欲といった、生理的な欲求が
まず満たされないことには話にならず、
徐々に安全欲求、所属の欲求、そして
承認欲求や自己実現欲求へと徐々に
高次な欲求を求めるようになるという
アレですね。
52歳の1年間、改めて、
セロトニン的な幸福を追求することを
優先し、次いでオキシトシン的な幸福を、
そして最後にドーパミン的な幸福を考える
という、その順番を大切にしていこうと
思います。