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「Fique à vontade! 」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年7月号

リオ・フィルム・コミッションによると、リオデジャネイロは市内の映画の撮影回数でパリを追い抜いたとのことです。2023年、リオでは7885回撮影が行われ、パリでは7400回行われました。

例えば、リオでロケ撮影を行った映画には「ゴジラxコング 新たなる帝国」がありますが、コパカバーナ、サンタ・テレーザ、アルコス・ダ・ラパ(カリオカ水道橋)でゴジラとコングがで闘っているのが見られます。

ブラジル人としては、美しいリオの町がブラジル映画や外国映画に出てくるのを見ると嬉しくなります。町の美しさだけではなく、ブラジル人のホスピタリティも大いに撮影の手助けになっているはずだと想像しています。

ホスピタリティということでは、私たちがよく使う、みなさんが知っておいた方がいいとても便利な表現があります。

Fique à vontade.

この表現は、私の家であなたにくつろいでほしい、と言うために使われます。英語の「Make yourself at home.」に相当します。

例文を見てみましょう。

マリアがアナの家を訪問します。
Maria - Posso usar o banheiro?
(マリア:トイレ使ってもいい?)
Ana - Sim! Fique à vontade.
(アナ:ええ、どうぞご自由に)

ベルが鳴ります。ジョアンがドアを開けるとジョゼがいます。
José - Oi, João!  Tudo bem?
(ジョゼ:やあ、ジョアン。元気?)
João - Oi, José! Há quanto tempo! Entre. Fique à vontade.
(ジョアン:やあ、ジョゼ。久しぶり。入って。くつろいでくれよ)

リオデジャネイロについて言うと、興味深い事実があります。音楽になったリオの美しい人と言えば、たいていの人は「イパネマの娘」を思い起こすでしょうが、カエターノ・ヴェローゾもリオの人の美しさを褒める曲を作っているのをご存知でしたか?驚くのは、ある男性が別の男性の美しさを褒めて書いた曲であるという事実です。そして、これはとても斬新でした。最近の曲ではありませんから。1970年代の話です。カエターノ・ヴェローゾは、リオ出身のサーファー、ジョゼ・アルトゥール・マシャード(José Artur Machado)、通称ペチ(Petit)の美しさを描いています。曲名は「Menino do Rio」。当時、ベイビー・ド・ブラジル(Baby do Brasil)が歌って大ヒットしました。私はこの曲が大好きです。YouTubeやSpotifyで聴けますよ。

おすすめです☺


リリアン・トミヤマ(LILIAN TOMYAMA)
USP(サンパウロ大学)卒、ポルトガル語学・言語学専攻、ナンシー大学(仏)卒、フランス語学・文学の専門家でもある。
lilidomi@uol.com.br
www.pogotogo.blogspot.com
www.facebook.com/liliansensei

月刊ピンドラーマ2024年7月号表紙

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