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そして、バトンは渡された

本屋大賞を受賞したときから気になっていて、
映画化が決まったときにも気になって、
ずっと気になっていたけど、
読みたい本いっぱいあるから、
今じゃないかな、
なんて勝手に思っていた本。

その割に、
ふらっと入った本屋で目が合って、
すぐに買ってる自分。

きっと、このタイミングだったんだなぁ。


映画の予告とかでなんとなくあらすじは知ってるつもりだったけど、
なるほど、こういう感じなのか、という感じ。

終始あたたかかったのは間違いない。

「親になる覚悟」と同時に、
「親としての幸せ」を知ることができた気がする。

血がつながってるとか、つながってないとか、
色々あるけど、
夫婦は最初は血がつながってない状態で家族になるわけで、
なんていうか、
一緒に過ごした時間とか、交わした会話とか、
お互いへの想いとか、
なんかそういうものの大切さを改めて感じた気がする。

すごいふわっとした感想だけど。

そして、優子はたくましく、静かに、強い。
出会いと別れの度に強くなるのか。

人と一緒にいる幸せを感じながらも、
一人でいる孤独と心地よさを知っているからこその強さ。

絶対に大切。


いつか、自分の幸せが
誰かと喜びを紡いでいる時よりも
自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だと
言える日が来るのかな。

その日が来るまで、

「楽しいときは思いっきり、
しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ」

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