どの茶碗にも正面があるようで、 茶碗の正面をお客さんへ向けてお茶を差し出し、 お客さんはその茶碗の正面を汚さないように 少しずらしてから口をつけてお茶を頂く。 細かな気遣いが至る所に散りばめられていて、 こんなこと日本人でなければやらないんじゃないかと 思うようなことが多く、 そういうところから文化が生まれるんだろうとも感じた。 文化は誰かが意図的に作ろうと思っても なかなか作れるものではないのだろうと思い、 その土地の風土や、そこに暮らす人の習性などから 自然と生まれて、
今日も練習用の立方体の簡易的な茶室で、 お客さん役と亭主役をそれぞれ行い、 一連の動きの中で動作を確認しながら行ってきました。 割り稽古と違って一連の動きで行うと、 またいろいろと新たな課題が出てくる。 亭主は右足から入り、左足から出ていくとのことで、 歩幅も考えながら風炉の前に正座し、 お客さんのほうにお尻を向けないようにするとか。 お菓子をどうぞと勧めるタイミングであったり、 一連の中に時間軸も含めていろいろとお茶をスムーズに 円滑に頂く知恵が詰まっているものだなと
人形町のとあるビルの地下室で密かに行われている 茶道部の練習風景を皆さんの許可の元、掲載させてもらいました。 テーブルの上でのラフなお稽古で、手捌きを一つ一つ 学んで、練習していきます。 この年齢で何かまったく新しいことを習うとは あまり想像していなかっただけに、新鮮です。 また、このくらいの人数で演習できるのが 初心者としてはありがたいですね。 何よりも「茶道」という言葉にある妙な緊張感がないのが 個人的には一番うれしいところです。 手捌きの練習を一通り行ったあとは、
今回は、3回目の人形町茶道部。 今日でテーブルの上での演習が最後になり、 次回からはいよいよ畳の上で行ってみることに。 なので一通り、お手元の復習を行なった。 帛紗裁きから、棗を清める、 茶杓を清める、茶筅通しと行い、 茶巾で茶碗を拭き、お茶を点てるところまで。 何度やってもなかなか覚えられないのが 茶巾の扱い方で、どっちに折って、 どっちから拭いて、、と 頭で考えながらやっていると 電波の悪い映像のように動きがカクカクしてくる。 今日の和菓子の干菓子のデザインが 枯
人形町茶道部に入部して2回目のお稽古。 とは言っても今回もテーブルの上での練習と座学なので、 お稽古と言っていいのかよく分からないが、 妙な緊張感はなく、前回の帛紗裁きの 復習を兼ねての一連の動作を行い、 いよいよ自分でお茶を点ててみる実践を テーブルの上で行うことに。 そのお茶を点てるところに行き着くまでに、 一つ一つの行為があり、 またその一つ一つの行為には型があり、 その通りに行うとあれこれ余計なことを考えずに 準備を進めて行くことができるんだなと感心しつつ、 いざや
茶道って、どんな世界? 茶の床の間は小宇宙だ、とどこかで聞いたことがあるが、 あまりどういうことなのか、よく分からない。 よく分からないからこそ、気にもなってくる。 想像力の豊かな友人は、たぶんヨガみたいなんじゃないかと言っていたが、 ますますよく分からない。 しかし、日本に住んでいる身として、 少しでもおもてなしの作法を身につけられたら、 そして外国の人に、日本のお茶をもてなせるようになれたら・・・ また、少しでも得意げに茶道のことを語れたら、 それは素敵だろうなぁ、と