【読書記録】回遊人/吉村萬壱
一度は小説家として注目されるもじきにかけなくなり、妻や息子への冷徹な観察眼だけが光る「おちぶれた」男になっていく主人公。
そんな中女を買いにドヤ街のようなところの中華料理店で飯を食べていると床に錠剤が落ちているのを見つけ、旅館で錠剤を服用すると妻と付き合う前の自分にタイムスリップしている。
話はここから始まるのですが、何回も何回もタイムリープが起こり、彼は何回も人生に失敗してしまいます。
ネタバレになるので書きませんが最悪の結末を回避できるのかできないのか、彼の最後のセ